ヘンリー&ジューン (角川文庫 赤 ニ 2-1)
ヘンリー&ジューン (角川文庫 赤 ニ 2-1) / 感想・レビュー
きのこ
精神科医の登場で俄然面白く...なる事もなく、最後の最後にジェーンが戻って来たけどアナイスに会う事もなく、なんだかだらだらと読まされちゃった印象。ああ、わき道に逸れなきゃよかった。後悔。
2019/06/28
akane
エロティックな描写が多いけど、淡々と書かれているので割と気にならずに読めた。主人公のアナイスが自由奔放に三角関係(+α)の恋愛を謳歌してて、ああ日本文学にない羨ましいのびやかさだなと思った。ヘンリーとの激しい不倫にどう終止符を打つかと思ったら、ラストは急速にペースダウンでヘンリーにやや幻滅。いたって現実的な終焉だった。
2013/11/18
もまちそ
読むと少し大人になります。のめりこんでいるようで実は少しはなれたところから自分を見つめることができ、人間観察をするアナイス。精神的にも物質的にも余裕があってこそ文化は生まれるのですね。ずいぶん前に購入本の山に埋もれなぜこの本を買ったのかは忘れてしまったけれど私も赤い表紙の日記帳を買わねば、と買いに言ったことは覚えている。
2010/06/11
勉誠出版営業部
アナイス・ニンの『ヘンリー&ジューン』を読了。タイトルは作家のヘンリー・ミラーと、その妻ジューン・マンスフィールドの名前から取られたもの。その2人と、アナイス・ニンの奇妙な三角関係(に加えて、アナイスの夫らも!)を描いたもの。アナイスの長大な日記の一部とのことですが、日本でいうところのいわゆる私小説に通じる。
2013/04/25
澤水月
9710
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