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第四の核(上) (角川文庫)

第四の核(上) (角川文庫)

第四の核(上) (角川文庫)

作家
フレデリック・フォーサイス
篠原慎
出版社
KADOKAWA
発売日
1986-05-01
ISBN
9784042537090
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第四の核(上) (角川文庫) / 感想・レビュー

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absinthe

核爆弾を使用した国際謀略ものの序章。あのフィルビーがなんと敵の作戦の中心人物となる。国際謀略に限らず小説ではあまり存命中の人物の実名を使わず、政党名も微妙にぼかすものだと思っていたが。本書は当時存命だった人物名や現役の政党名をふんだんに使っている。そのため、現実世界と虚構世界がシームレスにつながってリアル感がたまらない。ある人物の身元調査に南アフリカへ赴き、周辺人物に丁寧に聞き込みしていくマメさ。これがフォーサイス。

2022/04/10

hit4papa

窃盗グループが手に入れたものは、イギリスを窮地に陥れる機密文書だった...で幕を開けるフォーサイスの十八番のエスピオナージ。ソ連がイギリスに仕掛けた西側諸国にダメージを与える罠「オーロラ」とは。不確かながら情報を察知したイギリスの諜報機関は、ソ連側の動きを追いかけます。上巻は、ひとつの出来事に対し、関連する描写が細かく(というかしつこく)て、とにかく話の展開が遅いですね。読者は、ソ連、イギリス双方の立場から俯瞰できるわけですが、仕掛けの内容がなかなか明らかにならず、じれったさを感じたまま下巻へ続きます。

2018/01/27

James Hayashi

さすがジェームスボンドや謀略小説を数々生み出した国である。これも30年以上昔の作品だが読み応えある。下巻へ。

2020/04/07

對馬 正晃

ページ数は少ないものの、かなり苦労しました。イギリス労働党のウンチクには興味がなくて・・・(苦笑)後半だんだん面白くなってきましたよ!

2022/03/06

ヨーイチ

確か浅間山荘事件が出てきて日本のスパイマスター サッサ(佐々}が登場します。いい役所を与えられています。善玉。

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