アフガンの男 下 (角川文庫 フ 6-27)
アフガンの男 下 (角川文庫 フ 6-27) / 感想・レビュー
James Hayashi
下巻の前半は投げ出す直前まで行くほど凡庸。後半はまあまあだが結末も呆気ない。いい素材と大きな構想であるが、上手くこなし切れていない。まあイスラムの過激派を知る機会にはなったが。
2017/08/22
AICHAN
図書館本。中だるみがあった。アフガン人になりすましてアフガンに潜入してから、アフガンを出てあっちに行ってこっちに行ってついには海へという具合で…。アルカイダの思惑に従ってのことだが、読み手にとってはテンポが落ちるのでイライラした。でもまあ、9.11以降の、CIAやFBIやMI5やSISの動きをいろいろと想像できる話がたくさんあって、いい勉強になった。諜報機関というと悪いイメージが日本人にはあるが、戦争防止のために使うなら日本も本格的なものを設置すべきだと思う。ただし、あくまで戦争防止のための機関として。
2016/07/10
きょちょ
アルカイダが「9・11」以上のテロを画策していることに気づき、アメリカとイギリスは退役軍人をスパイとして送り込む。 主人公の退役軍人はイギリス人だが、アラブの血が若干混じっており、「アフガンの男」になりすます。 どのようなテロを画策しているのか? 筋としては面白いはずなのだが、フォーサイス作品としては期待外れ。 解説では、「登場人物の人間臭さがいつにも増して濃い」と言っているが、私は逆に「いつもと違って薄い」と感じてしまった。 ★★★
2018/02/18
かんとり
んんーーちょっと残念(ーー;) 「アルカイダに潜入する」こんな面白そうな作戦なのに、折角の主人公に日が当たらなすぎ… あちこち読者を連れ回すも、結果はコクナシアッサリミソ汁・・・ 満足度☆ひとつ~ですな。 苦笑
2018/09/10
ジュール リブレ
いやぁ、相変わらずの精緻な筆致は健在でした。国際スパイモノっていうと、なるほど、こんな舞台設定ができるんですね。面白かったです。
2010/07/31
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