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ロスト・ソウルズ (角川ホラー文庫 514-1)

ロスト・ソウルズ (角川ホラー文庫 514-1)

ロスト・ソウルズ (角川ホラー文庫 514-1)

作家
ポピー・Z. ブライト
柿沼瑛子
出版社
KADOKAWA
発売日
1995-08-01
ISBN
9784042681014
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ロスト・ソウルズ (角川ホラー文庫 514-1) / 感想・レビュー

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遥かなる想い

ヴァンパイアたちが織りなす不思議な 耽美の物語である。ドラッグとセックスとアルコールに溺れるひどく インモラルな世界が 展開される。 孤独感満載のヴァンパイアたち …あまりに 濃密な血の世界に 正直 引いてしまうが、享楽と淋しさが ヴァンパイアたちの 血の業を 巧みに描いている…そんな印象の作品だった。

2019/10/08

ケイ

【辛口です】ガーディアンの必読小説の一冊。同タイトルの違う作品を間違えて読了。こちらを探して読むも、やはりなぜ必読なのかに疑問。舞台がニューオリンズなのはブードゥ教などのイメージがあるからかと思ったが、バーボンストリートやフレンチクォーターをああいう舞台にするのもなにか安易な気もする。ヴァンパイアものが流行っているが、子供向けのデモナータなどの方が楽しめた。

2017/09/02

まふ

ヴァンパイアがぞろぞろと出てきて盛大に血を啜り喉を噛み切る物語。場所はニューオーリンズ、時は20世紀。ヴァンパイアの血を引く少年が実地指導を受けつつ成長?してゆく…。100歳超のヴァンパイア共が並んで血を吸い舐めるという情景は怖いというより笑える。全体も500ページの半分程度で済みそうな内容である。エピローグで事件の50年後、立派に成長?した少年が150歳以上となったヴァンパイア共から祝福を受ける…など、ホラーというよりドタバタ喜劇。要するに駄作に近い。G1000。

2023/09/08

NAO

【オール・ハロウズ・イヴ(All Hallow's Eve)読書会★第二週・吸血鬼】一般的に知られるヴァンパイアとはかなり違っている1980年代のヴァンパイアたち。ヴァンパイアが居場所を見出せない孤独な存在の一つの象徴だとしても、孤独を癒すためドラッグにおぼれたり奇行に走ったり激しいロックのリズムに身を沈めたりする主人公たちがヴァンパイアである必然性が感じられなかった。そのためか、繰り返される殺戮も、おぞましさはあっても、本来ヴァンパイアたちが醸し出すなんとも言えずゾクッとする恐怖感は感じられなかった。

2017/10/16

sin

ヴァンパイアにセックスなど、ましてや受胎して出産という設定には我慢できないが主人公の成長が骨格にあるから無理からぬと云わざるを得ない…作品は耽美的ホモセクシャルなヤングアダルトの風合いだがそうした記号化した個性の描写には興醒めだしこれならヴァンパイアじゃなくてただのヴァンパイアフリークの暴力的な若者達として描写したほうがよほど恐ろしくて深いだろうに…残念!◆英ガーディアン紙が選ぶ「死ぬまでに読むべき」必読小説1000冊を読破しよう!http://bookmeter.com/c/334878

2014/11/11

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