ボビーZの気怠く優雅な人生 (角川文庫 ウ 13-1)
ボビーZの気怠く優雅な人生 (角川文庫 ウ 13-1) / 感想・レビュー
harass
表題など知ってはいたがようやく手に入れる。元海兵隊の冴えない泥棒の主人公は、麻薬捜査官との司法取引で、そっくりな風貌の伝説の麻薬ディーラーになりすますのだが…… 97年の作品。アクションが多めでちょっと予想外で読み終える。近作とちょっと違い困惑。娯楽よりの作風を意識しているのか。「危険なやつら」ほどの漫画的ではないのだが。だが著者らしさも感じられた。まあ、まさにエンタメ作品で、軽く暇つぶしに。
2019/03/11
みゆ
すんげーーおもしろい!! ティム・カーニー最高(≧▽≦) キットもエリザベスもワンウェイも最高ーヽ(^o^)丿人がバタバタ殺されてくのにこの爽快感♪殺された方々には申し訳ないが、文句なしに楽しめました('∇^d)☆!!
2021/05/01
ずっきん
【ドン・ウィンズロウ再読祭り開催中】伝説の麻薬王『ボビーZ』の替え玉に仕立て上げられた、前科三犯のコソ泥にして湾岸戦争の英雄ティム・カーニー。詰めの甘さと自制心の無さで『ボビーZ』となってからも貧乏クジを引き続け、四方八方から命を狙われるハメに。子供という貧乏クジを後生大事に抱えて逃げ回るティムが最高に格好いい。ひしめく悪党ども、キットとの軽妙なやり取り、全てを乗っけて波の上を滑走するかのようなストーリー展開。文句なしの一気読みエンターテイメントだ。東江さんの翻訳も絶好調。『金玉』に続く『ちんこ』に喝采。
2020/05/10
honyomuhito
刑務所でギャングに命を狙われることになり絶体絶命になっていたところ、伝説のサーファーで麻薬王ボビーZの替え玉になれば脱獄させてやるという麻薬取締局の誘い兼 脅しにのることになるティム・カーニー。砂漠!森!崖!海!洞窟!危機に次ぐ危機で舞台は目まぐるしく変わり、ドッカンドッカンハードアクションしているのに、いわゆるハリウッド的な軽薄さにはならないのは主人公の魅力か。ティム、アンタ全然ダメじゃないよ。子供に汚れた世界を見せまいと足手まといなのを承知で連れて逃げ、騙されてるんだろうなと覚悟しながら女に惚れる。
2020/09/07
猿吉君
ノンストップアクションムービーみたいな愉快でハートフルな作品です。①何をやっても悪い方に行くという設定が好き(笑)②意外と頭が切れる主人公が好み。③子供とのバディものはずるい(笑)④最後の盛り上りが最高でした!⑤Zのオチは何となく最初から想定出来ましたが納得。⑥ウィンズロウの書く女性はみんな魅力的。点数:90/100→こんなに面白いならもっと他の作品みたいに長編にしてもらいたいぐらい楽しく読めました。軽いウインズロウも良いですね~全作読むつもりです(^o^)丿
2020/10/27
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