ダ・ヴィンチ・コード(下) (角川文庫)
ダ・ヴィンチ・コード(下) (角川文庫) / 感想・レビュー
zero1
黒幕「導師」の正体は誰?聖杯を巡るラングドンの長い冒険と謎解きがついに終わる。フランスから英国へと舞台は国際的に。寝ないで頭をフル回転させるのは、私には無理(笑)。美術や建築を始め美容整形にも用いられている黄金比やフィボナッチ数列など知識は豊富だが、あっけない終わりかたのようにも感じた。これは再読だからなのだろうか?また、美術やキリスト教の世界観、もちろん聖書の基礎知識がないと作品を深く理解できないだろう。世界に秘密結社はどれだけある?彼らはラングドンが秘密を解くのを今日も待っているのかもしれない(笑)。
2020/07/23
セウテス
【ラングドン教授】シリーズ第2弾下巻。空港から警察の手を逃れて、いよいよ物語はクライマックスへ。追いついてくるオプス・デイの司教と修道僧シラスの、動かなくてはならなかった理由に、宗教が必要だった時代と現代の認識の差の様なものを感じる。伏線のひとつは、チョッとヒント強すぎの感があり、謎の黒幕導師とは誰かは分かりやすい。聖杯伝説の新たなひとつのアプローチとして、現実的であり本作こそが事実であると思える程だ。各々の登場人物のラストは、読み応えあり感動ありだが、ソフィーの先祖まで広げると大風呂敷に感じてしまう。
2020/05/06
せ~や
物語の構成にすごくびっくりしました。章ごとに登場人物のそれぞれの視点で物語が構成され、同じ時間での出来事をそれぞれの章でそれぞれの視点で繰り広げられていく。こんなに広げて収集が付くのか?という心配も杞憂に終わり、何の違和感もなく、無理矢理感もなく、きれいに収集が付いて、最後に大どんでん返しで味付けをして、満足感たっぷりに物語がきれいに終わる。これほど素晴らしい本はありません。
トムトム
アフリカから世界中に散った人類。たくさんの集団の中の一部が新天地を開拓。そこで増えてから、また一部が新天地を開拓。天変地異などの記憶は老人からの口伝えで残っていったでしょう。さらにさんまさんのように面白く盛った話が残っていったのでしょう。とすると、いろいろな宗教の神話が似ているのも納得する。「ばあちゃん!あの話、きかせておくれよ!」って感じ
2019/07/12
kana
謎が次々結末を迎え、黒幕も明らかに。ここまでの緊迫感ある戦いから司法警察と黒幕とラングドンの三つ巴も想定してましたが、あっさり敵は敗れ、ソフィの家族の秘密に迫るべくロスリンへ。鳥肌が立ったのはクライマックスで解かれた2つ目のキーワード5文字!ラングドンのアクション含め、なんて美しい伏線回収でしょう。ウェストミンスター寺院にとても行きたい。シャーロックの聖地も訪ねたいし、アイルランドのトリニティカレッジも行きたいし、英国的なものは何故か私を惹きつけてやまない。とにかく今更ながら読んでよかったのは間違いない。
2018/08/06
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