天使と悪魔 (中) (角川文庫)
天使と悪魔 (中) (角川文庫) / 感想・レビュー
absinthe
著者のダンブラウンは、スロースターターのようだ。スピードが上がり始めればどんどん加速するのだが。予告通り殺人が起こってしまい、犯罪を防がなくてはならなくなった。なかなか次の謎が解けないもどかしさ。スピード感満点で密度が高く、楽しくてしょうがない作品。
2015/10/28
zero1
新教皇を選ぶコンクラーベを控えたバチカンの危機。四人の候補者が拉致される。イルミナティはカトリックに長年の恨みがあるため、身代金の要求はない。犯人側は1時間に枢機卿ひとり殺すと予告してきた。BBC取材班がアサシンから情報を得て全世界に驚愕の映像が流れる。世界中から枢機卿を集めたバチカンは反物質の存在もあり苦悩する。ラングドンは枢機卿を救うため謎を解く。物理学者ヴィットリア、警備隊長オリヴェッティとともに救出に向かうが。この厚さなら上下二巻でもよかった?下巻に続く。
2019/06/15
ehirano1
いよいよ謎解きスタート!と同時に「宗教(バチカン)vs.科学(イルミナティ)」の時を超えたバトルも再燃。情報量が多過ぎるのですが、そこは巻頭にキーになる写真が掲載されているためイメージしやすく置いてけぼりを喰らわずに済みます。
2024/08/14
mariya926
急にミステリー要素が強くなってきました。土、空気、火、水と関連している聖堂での殺人予告。正直バチカンの美術に疎い私としては流れに流されていく感じで読み進めています。やはりハーバード大学の教授は只者ではないです。ラングドンの機転と知恵で次から次へと殺人現場に前もって到着しますが…。まだ犯人を特定できていません。でも中巻の最後に大きなヒントが出てきたので、犯人はだいぶ絞り込めました。カトリック教会が見たらこの本は脅威ですね。信徒の方々はどんな気持ちで読むのかな?と気になりました。
2020/02/22
セウテス
第1弾中巻。イルミナティの目的は、バチカン市国の新教皇選挙会コンクラーベにもあった。有力候補の4人の教皇たちを拐い、1時間に1人づつ殺害していくというのだ。ラングドンは持てる知識と、ガリレオの本から殺害場所を特定しようと試みる。殺人者は何処にいるのか、さらにタイムリミットの緊張感が増す中盤の勢いは、物語の展開がとてつもなく上手い。暗号解読は、読者が中心に推理する事はかなり難しく少々不満にも感じる。しかしコンクラーベの行方、ヤヌスの正体は誰か、そして反物質は発見出来るのかと下巻に向い期待感は高まるばかりだ。
2019/06/11
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