アナンシの血脈 上 (角川文庫 ケ 7-2)
アナンシの血脈 上 (角川文庫 ケ 7-2) / 感想・レビュー
のっち♬
死んだ父の神の血を色濃く受け継いだきょうだいが現れてチャーリーの日常は音をたてて崩れ出す。とにかく冴えないチャーリーに対し、彼になりすまして警察沙汰を引き起こして婚約者を寝取るスパイダー、この辺りは分身モノの王道的な設定。周囲が翻弄される様が軽妙な筆致で描かれており、悪夢というよりは肩の力を抜いて読める雰囲気になっている。チャーリーのとる対抗策が老婆や神たちに泣きつく程度なので求心力に欠ける印象が否めない。「悲しみが、花粉症シーズンのスギ花粉のようにつきまとう」などと比喩表現にかなり独特のユーモアがある。
2021/10/04
しまっち。
気の毒なファット・チャーリー。とんでもない父親を持ちながらも健気に暮らしてきたけれど、全く真逆の兄弟スパイダーの登場でそんな生活が一気にひっくり返されてしまう。さて、スパイダーを追い返す事はできるのかな?
2017/12/08
k16
死んだ父親が神だったこと、その力を継いだきょうだいがいることを知らされた冴えない主人公ファット・チャーリー。 そのきょうだい(スパイダー)を追い払おうとするが・・・続く
2018/12/25
Ai
下巻にまとめて記。
2018/04/02
Kesera
★★★☆☆ゲイマンにしてはとっつきやすい印象。とにかくうだつの上がらない男ファット・チャーリー。なのに婚約者がいるとかどういうことなの!?と思っていたら、案の定のゲイマン的転落模様(笑)父親は「神」だった?伊達な兄弟登場?どうするファット・チャーリー!?どうでもいいけど。というゆるい感じで上巻は読了。それにしても、この美麗イラストはどうしたことでしょう。単行本と違いすぎてびっくり!
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