不安の世紀から (角川文庫 へ 3-2)
不安の世紀から (角川文庫 へ 3-2) / 感想・レビュー
武井 康則
「いまや宗教は、貧しい人々のビタミン剤といえるかもしれない」これらの貧しい人々は、経済的な繁栄への道を閉ざされ、文化的な生活からもとり残され、仕事にありつくことさえできずにいて、自らのアイデンティティを保つために、なにか行動を起こさなければならないと考えています。明らかに宗教は、これらの人々の心の拠り所となっています。しかし、それがゆきすぎてしまうと、いまや世界の各地で見られるような、宗教への度を超えた忠誠心へとつながっていくこともあり、いたるところで民族紛争が高まりを見せるようになったのです。本文から。
2017/08/21
i-O
おもろ
2009/03/07
七や
オウム事件やボスニア紛争辺りの事件を中心に。メディア論とか。この時代の不安の正体は何かを探って行く対談集…実は95年の本なのでもう10年以上前の話なのですが、今にも十分通る話だなと。むしろ今の方がずっと酷い気は致しますが。丁度、知りたかったボスニア紛争辺りの話があったので参考になりました。中々あの辺りの話はニュースで見ても分からないので;
2008/08/01
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