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RIKO ‐女神の永遠‐ (角川文庫)

RIKO ‐女神の永遠‐ (角川文庫)

RIKO ‐女神の永遠‐ (角川文庫)

作家
柴田よしき
出版社
KADOKAWA
発売日
1997-10-25
ISBN
9784043428014
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RIKO ‐女神の永遠‐ (角川文庫) / 感想・レビュー

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mariya926

柴田よしきさんは「観覧車」や「回転木馬」がよかったので、読友さんにお勧め頂いたRIKOも読んでみました。柴田よしきさんは主婦になってからこの本でデビューされましたが、デビュー作としてはアダルトチックでハードな内容ですが、構成はとても面白かったです。1995年に出版されているので、さすがに死語がたくさん出てきますが(ポリとか)内容は今の時代でも楽しめるミステリーです。ただ女性警官でこんなに性に奔放な本って今まで読んだことがありません。それにしても慎二が可哀想ですね。もっと緑子とのペアーが見たかったです。

2017/11/09

タックン

再読。横溝正史賞受賞作。リコシリーズ第一弾。女性警察物であり性愛・恋愛小説とも言われた作品。男性優位主義の警察組織の中で女であることを主張し放埓に生きる女性刑事リコに対し賛否両論はあるもののリコや事件・犯人も含めて男性警察官の悪さの方がはるかに悪い印象がある。それにしても性描写や事件がグロ過ぎる。でもなぜかリコが気になって読んでしまう。 このリコシリーズがなかったら誉田哲也さんの姫川シリーズはなかったかもなあ? 読んでみてください。2・3作目も再読したいな。

2013/08/16

ずっきん

警察小説の姿を借りたジェンダー小説。「聖黒」と対をなす作品だと思う。というか本作の性を男に変えて昇華させたんだなあ。読みごたえ、リーダビリティともに文句なし。特にリコの人物造形が秀逸すぎて惚れこんだ。またしても徹夜。壮絶な過去、絶ち切ろうともがく姿、これは練の女性版だ。強烈なミソジニーのなか、トラウマから自分を解放していくリコの姿は爽快感さえある。実はリコに批判的なレビューが多いのに驚いた。練や韮崎ならいいのになんでリコじゃダメなんだろう。性が変わると印象も変わってしまうということか。これもミソジニーか→

2018/10/19

drago @竜王戦観戦中。

女性刑事・村上緑子(りこ)が主人公。 ◆期待薄で読み始めた分、存外の面白さに引き込まれる。 ◆緑子が心身共に痛めつけられながらも警察組織から逃げ出さず、仇討ちのために立ち上がる姿に魅せられた。 ◆それにしても、(実態を確かめようがないが)警察の縄張り意識や男尊女卑の考え方が、小説通りならほんとに怖いと思ったし、男性警官の緑子に対する酷い仕打ちにはとても腹が立った。 ☆☆☆☆

2012/02/17

GAKU

「聖なる黒夜」を読みたいと思い、その前にRIKOシリーズを手に取りました。そもそもこの1作には麻生と山内は登場しないのですね。知らないで読んでしまいました。ストーリー自体は中々面白かった。でも主人公の緑子と彼女を取り巻く刑事共々、主要登場人物達には感情移入出来なかった。あと緑子の恋愛、性愛の場面も私は興味持てませんでした。

2018/06/23

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