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少女達がいた街 (角川文庫 し 19-3)

少女達がいた街 (角川文庫 し 19-3)

少女達がいた街 (角川文庫 し 19-3)

作家
柴田よしき
出版社
KADOKAWA
発売日
1999-04-22
ISBN
9784043428038
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少女達がいた街 (角川文庫 し 19-3) / 感想・レビュー

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GAKU

1975年、16歳の女子高校生ノンノ。高校生バンドのドラマー、チアキ。ノンノとそっくりな少女アッキー。美少年カズ。ロックの狂騒に沸く街、渋谷。そこでの青春群像劇?と思いきや中盤以降は一気に21年後の1996年へ。21年前のあの出来事の真相は?たまたま図書館で見つけて読んだ作品でしたが、面白かったです。1975年、まさしく主人公達と同年代の私としては、懐かしさも相まって、より作品にのめり込みました。ミステリーとしても良く出来ているのではないでしょうか。久しぶりの柴田よしきさん、楽しませていただきました⇒

2016/12/28

とも

★★★★☆二転三転の展開に、怒涛のクライマックスと収束に、改めて柴田よしきの偉大さを思いしらされた。前半は、1975年高度成長真っ只中の渋谷、街をカッポするロックを愛する若者たちの物語が続く。文章がうまいのでテンポはよいが、内容が古臭くて ここまでは結構ダルイ。が、最後にひとつの事件が起こるところで、 時代は一機に1996年にまですっ飛び後半に突入するや、推理小説に早変わりするのである。そこで前半に大頁をはたいて作りあげた登場人物の見えていなかった裏の顔が現れた時に、見える真相は!間違いなく傑作である。

2017/06/21

カムイ

初読みの作家さん、ミステリー、ホラー、青春小説、多岐にわたる、カムイはこの本で柴田よしきさんを追い駆ける羽目になりました、ストーリーは少女たちの青春小説、前半はロック喫茶に屯するする彼女たち、カムイ的に懐かし思い出と被る、若い時の悩み苦しみ、少しのすれ違いにより歯車が外れ過ちを犯す……後半は当にトリックミステリーです、盲点をついたが其れが後々仇になり馬脚を現すが……前半と後半ではがらっと様変わりするが違和感はそれ程感じない柴田さんは器用な人だと思うのです、落とし所もスッキリする★4

2016/09/03

ヨーコ・オクダ

1975年、うちの産まれた年wその時16歳やった少女達の物語…とサラッと言うてエエのは前半だけ。正直なところ、青春小説が苦手なうちは、この年代特有の多感性やら勢い推しの話が続くようならキツいなぁと思てたんやけど、さすが柴田センセ。後半のミステリ部分がめっちゃオモロい!21年前に火事で焼け出されたノンノ、焼失したお屋敷に残された2つの焼死体。時効が成立しているこの事件を陣内刑事が追いかける。1つ1つ事実が判明して行くたびに、何とも思わず読んでいた前半の青春小説?部分が全部重要やったと気づかされる。スゴい!

2018/08/03

DONA

読みにくい、読みたくない描写が多くて目を背けつつ読みました。何とも悲しい物語でした。後味も良い感じにはなっていますが、何となくむなしい気分が残ってしまいました。

2021/09/03

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