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グリーンベンチ (角川文庫 ゆ 5-3)

グリーンベンチ (角川文庫 ゆ 5-3)

グリーンベンチ (角川文庫 ゆ 5-3)

作家
柳美里
出版社
KADOKAWA
発売日
1998-12-01
ISBN
9784043437030
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グリーンベンチ (角川文庫 ゆ 5-3) / 感想・レビュー

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eriko*

戯曲は読みにくそう、と何年もまえから、わたしの本棚に眠ったままになっていた本。 でも、そんなことはなく、あっという間に読了。でも、2篇とも、ひたすら、気が滅入るお話でした。

2020/11/10

kera1019

「グリーンベンチ」泰子の狂気よりも陽子の静けさが怖い… 泰子の狂気が濃くなればなるほど陽子の存在が深く沈殿していく。「向日葵の柩」も静かに静かに怖かったなぁ。

2013/12/14

のし

ほのぼのとした物語なんだと思いきや・・・。あれ?どんどんえげつなくなって・・。最後は、えっ??て感じでした。個人的には面白かったです。一気に読みました。

2012/09/24

がいすと

表題の「クリーンベンチ」の方を、昔照明班として担当してお芝居をやった事がある。 改めて「向日葵の棺」の方も読んで思ったのは――戯曲らしさは薄い。 戯曲形式で書かれた小説というのがふさわしいぐらい、地の文が多すぎるのだ。 他にないスタイルなので、試しに読むには調度良い長さ。

2011/05/17

あかふく

「グリーンベンチ」、「向日葵の柩」。どちらも岸田国士戯曲賞を受賞する以前の作品。「グリーンベンチ」では母を描き、「向日葵の柩」では母の不在を描く。相反するものでありながら、どちらも自らを削り出すようにして書かれているように思え、筒井康隆氏の解説を読んでなるほどと思う。現実も、ある種虚構として、表象として感じられてしまうような感覚が強い。また、この作品でもひどく食に関心が持っていかれることが個人的には興味深い。

2012/09/25

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