言葉のレッスン (角川文庫 ゆ 5-6)
言葉のレッスン (角川文庫 ゆ 5-6) / 感想・レビュー
kera1019
「家族の標本」「私語辞典」「言葉のレッスン」と3冊続けて読んで、一つ一つの短い文章に至極満悦。あとがきに書かれてた「言葉は人間が作り出した最大の文化であり、生きるために不可欠な技術でもある。他者を見失うことでコミュニケーションが損なわれ、言葉への信頼が弱まりつつあるいまこそ、不透明な未来へのナビゲーターは言葉でしかないのだ。」という一文を十分に納得させられる内容でした。う〜ん、柳さんの本を読んでると時間を忘れて愉悦にひたってしまいます。
2013/12/11
toddJPEN
芥川賞作家のエッセイ。賞を取った家族シネマは挫折したのだけど、これはパラパラ見て読めそうだったので買った。月に20本も映画を見るとか(映画館で)、伊豆河津の「つりばし荘」という温泉宿がめっぽうサービスが良いとか、ゲイを好きになってしまう癖の話とかが印象に残っている。
2021/07/01
しゃいる
書籍や手紙の引用から始まる2ページほどの短いエッセイ集、というより日記みたいな文章。最後に、それらに込められた言葉に対する思いが書かれ、一区切りついたような読後感。
2012/04/10
ゆきねこ
朝日新聞の連載コラムをまとめたもの。作者の知り合いの多さと文の表現力の豊かさ、物事の捉え方などがさすがです。
niko
柳美里さんは名前だけ知っていたのですが、この本はエッセイなので普段どんな本を書いている方なのか分かりません。ただ、このエッセイは可もなく不可もなくという感じでした。拾い集めた言葉と、それに関連するトピックを選んでエッセイを書かれていますが、その言葉も別に特に必要ないんじゃないかと。名前だけ見て借りてきたのですが、思っていたのと内容が違っていてちょっと残念でした。
2009/08/18
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