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ルージュ (角川文庫 ゆ 5-7)

ルージュ (角川文庫 ゆ 5-7)

ルージュ (角川文庫 ゆ 5-7)

作家
柳美里
出版社
KADOKAWA
発売日
2003-11-01
ISBN
9784043437078
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ルージュ (角川文庫 ゆ 5-7) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

これが柳美里の初めての恋愛小説であるらしい。それはなんと痛切なまでの寂寥感に閉ざされた恋愛小説であることか。初出は「月刊feature」への連載(1998年6月~2000年2月)のようだ。おそらく柳はこれを書き始めた当初、先々の構想を持ってはいなかったのではないだろうか。里彩を自由に物語世界に解き放った結果がこれだったのではないかと思うのである。化粧品やCM業界といった、いわば「虚」の世界とあくまでも「実」を貫く里彩。愛の破綻はその不可能性を示唆するのだろうか。幕切れも実に見事。推薦!

2021/09/24

kera1019

再読。前回読んだ時より年齢を重ねたせいか、テレビに出ている人が幸せに見えないというのに同感… 幸せと生き方の差異について考えてしまいました。

2018/10/05

kera1019

これは恋愛小説なんでしょうか?少なくとも私の苦手な恋愛小説ではありませんでしたし、今まで読んだ柳さんの本とも印象が違いました。仕事、家族、人間関係、何を求めて何処で何をするか… 幸せって何なんかなぁってちょっと考えちゃいました。「生きがい」とか「価値観」みたいなありきたりな言葉で幸福感を表わすと安っぽさを感じるけど「コミュニケーションで一番大切なのは欲望を理解しあう事だ」という黒川の言葉にズキュゥゥーンときました。

2013/11/08

壱ヶ谷@多忙

学校のテキストとして。困ったことに?里彩の考えに一部同調できてしまう。うーん、里彩はきらきらした世界に生きると眩しさに眩んじゃうひと?なんだろう?か?と思いつつ行動が読みづらかったのも事実。里彩にとってモデル=働いてるひとの認識はないのか、もしくはモデルの自分を働いてると思えないのか。ふよふよして掴み所がないヒトだなあ。これは恋愛小説? 黒川と孝之と三人幸せに生きられたらとおもうけど……。秋葉さんが可哀想。祖母がなかなか良かった。結局女優になるのか、とちょっと驚く。面白かったけど難しい小説だった。

2013/10/11

mikki

主人公に感情移入できなかった。ストーリー的に期待していたのですが、少し残念な感じでした。

2014/05/06

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