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壊れゆくひと (角川文庫 し 16-1)

壊れゆくひと (角川文庫 し 16-1)

壊れゆくひと (角川文庫 し 16-1)

作家
島村洋子
出版社
KADOKAWA
発売日
1998-01-01
ISBN
9784043438013
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壊れゆくひと (角川文庫 し 16-1) / 感想・レビュー

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yumiha

みな少しずつずれた軸しか持ち合わせていない。だから、きっかけがあれば壊れてゆく。そうならないように、心の花園にしがみつく。逆に、その花園を踏み荒らす対象をどんな手段を使ってでも、排除しなければならない。そんな女同士のオソロシイ関係は、『乙女の密告』に似ていると思った。また、同居人が読んでいた新潮4月号の『ボブ・ディラン・グレーテスト・ヒット第三集』(宮沢章夫)の社会との関わりの中で壊れていく様にも似ていた。さらに壊れたままで、自分と回りとの距離がつかめない日常が、『杳子』(古井由吉)だろう。

2011/05/31

うりぼう

私は、壊れてる人。

2001/06/20

No.7

途中で書くのが面倒くさくなったのでしょう。

2019/08/09

うさこぺ

こういう危うい人いるかもな、自分も境界は危ういのかもな、と思って読んでいたので結末には本当に驚き、本を閉じながらことの顛末をしばらく考えてしまいました。結局どこまでが現実で真実なのかいまだにわかりません。

2016/12/01

鑑真@本の虫

なんだか君の悪い小説だな、と思いながら、読み進める。 誰もが持つ、夢見る花園。 それは少しずつずれた軸の中で織りなされ、ひそかに狂っていく。 ラストは、最悪。 どこからが真実なんだろうか。

2013/10/14

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