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ラヴレター (角川文庫)

ラヴレター (角川文庫)

ラヴレター (角川文庫)

作家
岩井俊二
北川悦吏子
谷口 広樹
出版社
KADOKAWA
発売日
1998-03-20
ISBN
9784043441013
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ラヴレター (角川文庫) / 感想・レビュー

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kanegon69@凍結中

やはりキーとなるのはレター!なんとも切ない!思いを断ち切れないままの彼女、知らなかった事実をどんどん知っていくが、思いは募る一方。そして返事を書いている方も、自分の気づいていなかった潜在意識を手紙で呼び起こされることになる。懐かしい中学時代、不思議なレターのやりとりにより、徐々に徐々に中学時代の思い出に引き込まれ、そして意外な事実に当たる。胸がちょっとキュンとなるような切なさ、不思議な文通により事実を掘り下げられていく二人の女性。センティメンタルで素敵なラブストーリー!これは是非とも映画も観ようと思います

2019/11/27

扉のこちら側

2018年214冊め。亡くなった恋人に対して届くはずのない手紙を書くという切ない設定や、その手紙に返事が届くというのもおもしろかった。手紙の文面が映像的でわかりやすい。しかし登場人物の名前を書いてしまうとネタバレになるので伏せるが、彼が彼女に告白をした経緯があんまりではないかと思ってしまう。

2018/06/26

chiru

恋愛映画は積極的に観ないけど、この作品はとても好き。 読んでる最中、学生だった頃がオーバーラップして、校舎や部室や、夕方の自転車置き場が、今目の前にあるように思い出されてしまう。 最近読んだ『錦繍』のように、手紙は、書いた人の人生のひと時を切り取り、その人の存在感を増していく手助けをして、今その人がそばにいない寂寥感を感じながらも、自分にあてて書かれた幸せを感じるもの。 ラスト、時を超えて届けられた『メッセージ』がこの作品を最高傑作にしてると思う。 ★5

2018/08/06

ピロ麻呂

中山美穂主演の映画だってことは知ってたけど、ストーリーまで知らなくてカドフェスを機に購入☆死んだ恋人に宛てた手紙に返信がくる…ファンタジー系の恋愛小説だと思ってたけど全然違いました(^^)好きな人の過去を知りたい気持はわかるけど、知らない方がいいこともありますよね。

2017/07/11

さんつきくん

主人公・渡辺博子が愛した藤井樹は登山中に事故で亡くなった。三回忌を機に、博子は樹の中学の卒アルに記されていた住所に手紙を書いて送った。亡くなった恋人にちょっとした出来心で書いた手紙だったが、返事が返ってきた。そして始まった文通から、樹が博子を愛した理由を知る。手紙のやりとりがテンポよく描かれ、捲るページがとまらなかった。メールやケータイが無い時代のアナログな部分だけ心に染み入る作品だった。博子が書いた手紙の送り先の主は恋人・藤井樹と同姓同名の女性だった。博子、樹(女)の手紙を通して藤井樹(男)が炙り出され

2016/02/13

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