めろめろ (角川文庫 い 43-3)
めろめろ (角川文庫 い 43-3) / 感想・レビュー
chatnoir
平易な文章で普通に見える人の偏執や狂気をさらっと読ませてしまうのは流石だと思う。一流デパートに捨てられた花ちゃんの一生や、つまらないものをため込む、もとい、資源を大事にする(笑)おばあちゃんの話、パソコン通信が一般になりつつあった時の悲喜こもごも、とっても面白かった。発売当時は意外と性や恋愛にオープンな作者にちょっと驚いたなぁ。どうしても、おじゃる丸の原案者と言う肩書が頭から離れないけど、もっと躍進できた人なんじゃないかな...と思う。新しい作品が出てこないのはとても残念。
2018/06/28
うさぎ
【発掘本】本棚から持ってきた本だけど、読み終わっても読んだ記憶がありません。それはいいとして、表紙の挿絵を観て童話みたいなものかな?と思ったのですが違いました。しっかり大人の話でした。文体も優優しくて読みやすいのですが、ほんの少しだけ毒が混ぜてある感じです。少しだけピリッとしているので、それがまた癖になり後を引きます。サクッと一気に読める本でした。
2021/06/19
kokomaki
どれもクスッ、ニヤッとところどころ笑えて。じーんと感動もあり。 さらっと読めてとっても良い気分転換になりました
2016/07/14
田楽
愛をテーマに13編からなる短編集。すっきりとした文体で軽く読めました。どこか普通ではない愛でも切なかったり優しかったり、元のタイトル「偏愛」が内容をよく表しています。「ハンドメイド天使」が一番印象に残りました。好きなのは「愛しき人の顔は見えねど」かな。
2017/12/09
hautan
Amazonの中古本。ほっこり&やや辛口で読みやすかった
2015/09/09
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