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ミミズからの伝言 (角川ホラー文庫 た 1-4)

ミミズからの伝言 (角川ホラー文庫 た 1-4)

ミミズからの伝言 (角川ホラー文庫 た 1-4)

作家
田中啓文
出版社
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日
2010-09-25
ISBN
9784043465040
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ミミズからの伝言 (角川ホラー文庫 た 1-4) / 感想・レビュー

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タイ子

田中啓文さんを読み始めたのは落語が題材の作品からでした。面白くて、それからずっとファンです。なので、氏のホラー作品はほぼ未読です。先日読んだ「件」に続いて読友さんからどう?って教えてもらったのが本作。TV番組のパロディー、都市伝説、神話、ミステリ、SFなど7編の短編集。気持ち悪いのが殆どだけど、気持ち悪~と思いながらクスッとなってる自分がいてその作風が田中さんなんだなと。お月様と兎の神話がこんな風になるなんて…。二重人格者だと思わせておいて実は…そんなアホな。いやぁ、気持ち悪~!読友さん、ありがとう!

2021/02/23

HANA

短編集なんだけど、どの作品も題材になっているものが…。グロにスカトロに悪食を、こちらの生理的嫌悪感に訴えてくるものばかりで、多少でも潔癖症のある人間にはとても嫌な一冊となっている。著者独特の諧謔とB級感はしっかり残っているけど。スカトロ追求した「糞臭の村」は直接的な題名に比して直接的な描写は少ないのでまだ何とかなるが、特に嫌なのは「牡蠣喰う客」。全面調理のシーンで構成されているグルメ漫画みたいな展開なのだが、その料理してるものが…筒井康隆の別の作品思い出すな。他にも都市伝説っぽい作品もあり、楽しめました。

2022/05/04

GAKU

女性読友さん酷評の感想を拝見し、へそ曲がりな私の虫が騒ぎ出し手に取った1冊。下品で、不潔で、グロい、本当にどうしようもない短編ばかりです。特に女性の方は生理的に受け付けないのではないでしょうか?しかしこの手の話が決して嫌いでない私は、それなりに楽しく読めました。だからといって読友の良い子の皆さんは決して読んではいけません。GAKUオジサンは下品に慣れている等別な人なのです。特に「牡蠣喰う客」を読んだら、明日から白米を食べられなくなるでしょう。何故かって?それは知らないほうが身のためですよ。

2015/10/22

アメマ

エロ・グロ・汚物のオンパレードの短編集。もうこれは狂った漫☆画太郎先生といった世界観だ。そこにSFや伝記的なテイストも入ったりして飽きさせない。しかし何が凄いかと言うと物語の序盤から読者にその世界観を魅了させピークに持って行き、ラストのクライマックスでそれ迄の話を全てブチ壊す様な駄洒落がスパークする。悪ノリ甚だしいブラックなオチに何度も声をあげて笑ってしまうのだ。だからこれは真面目に読んではいけない作品である。また素晴らしい田中啓文の作品に出会ってしまった。☆4.0

2016/05/31

ヒロユキ

夏なので、ホラーでも読もうかと手にとった一冊…だったのに、これ…ダジャレホラーだったー(笑)…嫌いじゃないけど…いや、むしろ好きですけど、オススメはしません(笑)田中啓文さんは『銀河帝国の弘法も筆の誤り』というダジャレSFも書かれていますが、まさかダジャレホラーもあったとは(笑)

2014/09/04

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