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家に棲むもの (角川ホラー文庫 59-5)

家に棲むもの (角川ホラー文庫 59-5)

家に棲むもの (角川ホラー文庫 59-5)

作家
小林泰三
出版社
KADOKAWA
発売日
2003-03-01
ISBN
9784043470051
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家に棲むもの (角川ホラー文庫 59-5) / 感想・レビュー

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ヴェルナーの日記

著者は、理系大学卒で技術者という経歴を持ち、1995年、「玩具修理者」で第2回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞。1996年、同作を収録した短編集『玩具修理者』で単行本デビュー。ホラー一辺倒ではなく、SF、ミステリーなど多彩な作品を世の送り出した。58歳で早世してしまったことはとても惜しまれる作家の一人。本書は、7編の短編で編まれており、ホラーというよりも、オカルトに部類されるだろう。つまり幽霊・亡霊の類ではなく、まさに化け物が跋扈するモノに仕上げている。

2021/04/17

うののささら

どうせホラーでありえない話だから気軽に読めるかと思ったらちょっと違った。短編で読みやすくサクサク読めるが狂気がただようオチがイマイチ気持ち悪い。ボロで継ぎ接ぎで作られた違法建築の家。家鳴りがするポルターガイストや知らない老婆が見える心霊現象。殺人事件があった瑕疵物件怖いなという話じゃない話。肉食と菜食の女が屁理屈を言い合う話。思い出してはいけないことは潜在意識が記憶システムを壊してしまい記憶が途切れすべて思い出せなくなり一緒に暮らしている妻がはたして本物か。やれやれでした。

2022/07/16

ehirano1

糞尿への凄まじい執着がこれでもかと言わんばかりに記載されているので、なんだか風呂に入って体洗いたくなります。そして、一日も早く読んだことを忘れたくなります。

2019/07/13

食前食後に読むのは絶対におすすめできない一作でした。ミステリ要素が強い作品もありますが、やっぱり小林さんといえばグチャグチャな作品。本当にグチャグチャという擬態語が1番ぴったり。決して痛々しいグロさではなく、むしろ淡々としている気が。あとそれに狂気が少々加わります。小林さんのこっち方面の作品がやっぱり大好きです。そのため1番好みなのは、やっぱり「肉」ですね。えげつないこと書いてるくせに、なんか明るい。たくさんの足をつけた鶏なんて見たくないですけどね、そんな小林さんの発想は嫌いじゃないです笑

2015/03/03

カムイ

デロデログロホラーお腹いっぱいの短編集でした。【肉】は落ちはわかってしまうがヤスミンらしい作品、【家に棲むもの】は直球のホラー、ババァには怖いやら笑ってしまうやら。次もヤスミンの作品が待っているので楽しみです。

2024/01/20

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