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忌憶 (角川ホラー文庫 59-8)

忌憶 (角川ホラー文庫 59-8)

忌憶 (角川ホラー文庫 59-8)

作家
小林泰三
出版社
角川書店
発売日
2007-03-01
ISBN
9784043470082
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忌憶 (角川ホラー文庫 59-8) / 感想・レビュー

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みっちゃん

【記憶破断者】の元ネタ、という事で読んでみたが、ますます混乱してしまった。足下の地盤がずぶずぶと崩れて埋まってゆくような、ざわざわした気持ち。混乱した頭を整理しよう、もう1度読み返すか、とも思ったけれども、この狂った世界にねじねじと、捻り込まれて、自分が壊れてしまいそうな危惧を覚え、やめておく事にした。

2015/11/21

aquamarine

「記憶破断者」の二吉が本作に出ていたと知り、順番は逆ですが、手に取ってみました。3つの中編。「奇憶」二吉の友人でありダメな男、直人。彼が幼いころ見ていた景色を徐々に思い出し、最終的にたどり着くのは…。「器憶」直人の恋人だった女性と腹話術に夢中になった男性との話。このオチはなかなか強烈です。この後どうなったのでしょう。「垝憶」二吉が前向性健忘になった理由と、肉の秘密が少しわかります。実は3作のなかでこれが一番怖かったです。ひいっと叫ぶような怖さではなくじわじわと沁みる気味の悪い怖さ。でもこういうの好きです。

2017/12/15

カムイ

記憶は曖昧なのだ、ここでの三っの記憶がおぞましく脳内をかきみだしで再度詰め込まれた状態で読了しました。【奇憶】はSFタッチのホラーでダメ男の半生なのだがブラックホールのくだりは分かりやすいがまだ証明はわかってないことが沢山ある、エントロピーもよくわからないカムイですが😓【器憶】笑えたが結末が怖い【垝憶】全体の物語を補完している、全てが繋がったと唸るカムイでした

2024/02/05

Zann

★★★★☆『記憶破断者』のモヤっとした部分を補いたくて読了。記憶に関する怖い物語中編三作。奇憶…記憶破断者の主人公二吉の友人直人、自分が駄目なのは世界のせいと記憶の旅に出る。そこで思い出した記憶は本物なのか、人格破壊なのか…。器憶…直人の元彼女の現在。人格とは、記憶とは、人間とは、といろいろ考えさせられる。そして、私にはこの究極の(歪な)愛は無理だと思われる。垝憶…記憶破断者より以前の二吉の話。『記憶喪失理由』『肉』『謎の中年女性』のモヤっと感はクリアになった。が、しかし、さらに……!?(20)

2018/02/27

じゅんぢ

失敗した。先に「記憶破断者」を読んでおくべきだった。どうやら話が微妙につながっているみたい。

2018/04/25

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