弟切草 (角川ホラー文庫 60-1)
弟切草 (角川ホラー文庫 60-1) / 感想・レビュー
ヴェルナーの日記
本書『弟切草』は、初め1997年にスーファミ用のゲームとして開発されたが、大ヒットを受けて1999年にPlayStationに移植。それまでの内容を大幅に刷新した内容で大反響した。そのゲーム開発の脚本と監修したのが、本書の著者・長坂秀佳氏である。同氏は、ゲーム監修のほか、脚本家・小説家・放送作家など幅広く活躍している。本作はPlayStation版をもとに描かれてはいるが、物語の内容は書き下ろしのオリジナル作品となっている。
2021/10/26
maimai
ストーリーの展開が複雑でよく分からなかったというのが印象として強いです。弟切草、花言葉は「復讐」。ある洋館に迷い込んだ公平と奈美は様々な出来事を通じて自分たちに秘められた謎を解いていきます。シーンの展開は劇的なので急な変化についていけませんでしたがラストで繋がるのにはなるほどと思いました。呪いとか復讐の一方でその裏には兄弟の愛情もテーマにあるのだと感じました。どんなに複雑な環境があっても心の底では家族を愛している直美の姿が印象に残りました。
2017/01/06
としP
大人気ゲーム『弟切草』のノベライズ版。迷い込んだ洋館で次々に明らかになる驚愕の真実。決して飽きることなく、次から次へとページをめくる手が止まらない。ほんと、こういうストーリー考える人ってすごいな!
2018/01/11
キナコ
図書館本。昔実況動画を見たので手に取ってみたのですが…作者がシナリオライターをしているのもあってか、ストーリー事態はすらすらと読みやすいかなぁ。でも公平と奈美か出会った経緯や、付き合うまで発展がざっくりしすぎてるというか…『ばらもん』って結局なんなのかもよく分からなかったですし。多分ゲームをした人なら分かるのかもですね。正直不完全燃焼でした…
2021/03/15
佐島楓
ゲームが懐かしくて読んでみたのだけれど、不自然な筋立てになってしまっていて、これなら弟切草2を新たな設定で書いていただいたほうがよかったかなと思いました(辛口失礼)。元になったゲームはとても好きです。
2014/02/08
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