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少女の器 (角川文庫 は 20-16)

少女の器 (角川文庫 は 20-16)

少女の器 (角川文庫 は 20-16)

作家
灰谷健次郎
出版社
KADOKAWA
発売日
1999-03-01
ISBN
9784043520176
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少女の器 (角川文庫 は 20-16) / 感想・レビュー

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真香@ゆるゆるペース

思春期の絣ちゃんが、周りのいろんな人達と関わり、様々なことに苦悩しながらも成長していく姿がとても良かった。あまりにも大人びてるキャラでちょっとリアリティに欠けるような気がしたけど、年相応の純粋さや可愛さも垣間見えるので、相殺かな。もし絣ちゃんみたいな娘がいたら自分はとても太刀打ちできそうにないし、逆にいろんなことを教えられそうな気がする。会話が多いのでスイスイ読めるけど、内容は深みがあって読みごたえがあった。

2019/08/05

piro

かなり久しぶりに再読。両親が離婚し、母と暮らす絣(かすり)。彼女の中学から高校という多感な時期を描いた作品。同居する母・峰子とは言い争いが絶えず、時々会う父・万三とは時には恋人同士の様に仲が良い絣。未熟な所もあるものの、とても利発でよく気がつく良い娘です。平成元年刊行で昭和の香りを色濃く残しているお話ですが、絣の様に固定観念や色眼鏡を廃して人と真っ直ぐに向き合おうとする事の大切さは普遍的。きっと将来、絣は魅力的なレディになるだろうな。少女の器の成長が楽しみです。

2022/08/21

にゃりか

10代で読んだときはとにかく素敵な本だと思った。10年ぶり読んだら登場人物たちのセリフの深みに瞠目、さらに登場人物や親の職業などもよく計算されてつくられてるのかな、と。ヒロインの絣に憧れてたけど、今読むとちょっとイラっと、、、いや、いい子だと思うのだけども、全体的に純粋過ぎる本というか、キャラというか。でも、とても好きです。今読んでも良さは変わらない、いい本を読めた。繊細さを思い出したいときにまた読みたい。図太くなってしまいましたな。。。

2017/01/26

み〜ちゅん

灰谷さんの思春期の少女の話って始めて、優等生だけど複雑な家庭の少女、ほぼ会話だけでお話は進んでいく、常に相手の事を考えてあげられるってのはなかなか難しいですね

2012/03/15

こみち

絣のクールさと熱さ、大人っぽさと子供らしさのバランスが良い。とても楽しく読めた。

2015/04/14

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