屍の王 (角川ホラー文庫 66-6)
屍の王 (角川ホラー文庫 66-6) / 感想・レビュー
ささやか@ケチャップマン
娘を惨殺されたエッセイストの男が「屍の王」という小説を執筆するうちに、不可解不条理な恐怖狂気が迫るホラー。やはりこの人はグロテスクな描写が上手い。虚実入り混じる設定である上、不可解不条理なシーンが多いため後半に至るまではストーリーの方向性がわからなかったが、それによってつまらないということはなく、むしろこれからどうなってしまうのだろうという楽しみがあった。後半はモチーフがあってそこはわかりやすいが、しかし、そこでも一捻りある上手いラスト。ちなみに98年発表だが今読んでも面白さが損なわれてることはなかった。
2016/11/06
眠る山猫屋
再読。迷宮のような細工に眩暈が・・・。娘を犯罪被害で亡くした物書きが、再起を賭けて書き出した小説『屍の王』。ある人物の過去を辿る自伝的な展開だったのだが。自分が書き始めた小説に呑み込まれていく描写がおっかない。助け船を出してくれる編集者や元嫁についても次第に曖昧になっていく展開、イヤな感じが凄く良い(苦笑)でも一番気に入った(気になった)のは、東雅夫さんのあとがきかも。いやいや、騙されますわ~
2017/01/08
芍薬
胃腸炎の時に読んじゃダメだった。現実か幻覚か嘘か真実か誰が生者か死者かも曖昧でグチャグチャでした。
2013/12/13
椛
神話好きな私は、ホラー小説なのに少しワクワクしてしまい、一種の変な感動があった。グロさ&ホラー要素もちょうどよく、読みやすかった。
2014/01/16
青葉麒麟
終盤まで何を伝えたいのかよく判らなかったので怖くなかった。だけど、気持ち悪い描写がちょいちょい出て来たからメリハリがあったかな。腐乱死体から腐肉や蛆虫がべちょりべちょりって落ちる場面でぞわぞわした。日本書記が読みたくなった。
2013/09/04
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