ネクロダイバー: 潜死能力者 (角川ホラー文庫 66-10)
ネクロダイバー: 潜死能力者 (角川ホラー文庫 66-10) / 感想・レビュー
眠る山猫屋
再読。不慮の死を遂げた物部は、死して今生に強い念を遺した蟲文を追うイザナミ機関にスカウトされ、魔物と化した存在と闘うことになる。蟲文、そして物部たちをサポートする蟲のマリリンなど面白い設定もいっぱい。数十年に一度現れるという死神コンビ、EU から派遣されたというネクロダイバーたち、師匠の敵討ち、菊理との関係など未消化な要素もいっぱい残っているので、是非とも続編を期待したい。
2016/04/24
雑食奈津子
目覚めた物部はいきなりネクロダイバーに任命される。暴れる死人の記録を消す作業は過酷だったが、冷たい師匠のクラヴィクルと徐々に馴れ合いだす。その矢先、死神から急襲を受ける。初めは用語が馴染めずちんぷんかんぷんだったのに、ストーリーに惹かれていく。面白くなってきたラストにまさかの人が退場、あっけない!さみしい!読みはじめた当初は続編を希望することになるとは思わなかった。
2019/01/24
猫町
牧野さんにしては、ラノベに近い感じで読みやすかった。それなりにグロいけど。要は死霊(的なもの)ハンターが主人公。クラヴィクルと物部の掛け合いが面白かった。死神のキャラも好きかも。あと、ラストで「あー!勿体無い!」と思った人は多いはず。物部の今後の成長も気になるので続編希望。しかし平成19年の時点で「んちゃ」はどうなのか。
2013/07/18
otoya
牧野修さんの作品は初めてとなります。ケータイ小説出身ということで改行が多め、展開はスピーディで、設定もなかなか面白い。主人公は連続殺人犯に殺され、人の死に潜り、その人間の生前をまるで自らが経験するかのように知ることができるネクロダイバーになった。そうして多くの理不尽な死に直面し、守護蟲という死者の思いを代弁して恨み辛みを晴らそうとするものを倒していく。途中の描写がよくわからないところはあったものの、ストーリーは面白かった。ボリュームとしては物足りなく、続編がありそうなラストなのだが出版されるのか?
2013/12/10
那生
ホラーとラノベの中間のような霊能力ファンタジーアクション付き。死世界は牧野作品特有の粘っこさで描写してあり、なかなか素敵です。設定は厨チックなのにストーリーは重めと若干バランスが悪いような感じを受けました。セクシーボイスなマリリンのためにドラマCDにしてほしい(笑)。
2012/09/16
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