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第二楽章―ヒロシマの風 角川文庫 (角川文庫 よ 17-1)

第二楽章―ヒロシマの風 角川文庫 (角川文庫 よ 17-1)

第二楽章―ヒロシマの風 角川文庫 (角川文庫 よ 17-1)

作家
吉永小百合
男鹿和雄
出版社
KADOKAWA
発売日
2000-03-01
ISBN
9784043532018
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第二楽章―ヒロシマの風 角川文庫 (角川文庫 よ 17-1) / 感想・レビュー

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らぴ

原爆投下後の広島で、人々はどんなことを考えたのか。子供たちの無垢な目から見ても、戦争はただ悲しく辛いこと。その哀しみが行間からひしひしと伝わってくる。男鹿さんのイラストがあまりにも美しすぎて、哀しい。

2010/07/28

霞草

家族や未来、たくさんの物を一瞬にして奪った原爆。どの詩も深く心に残り改めて原爆、戦争について考えさせられた。男鹿さんの挿画が綺麗で優しくて目が離せませんでした。家族皆が死に、哀しみにうちひしがれる少女の目に広島の青い空はどう映ったのだろう。私も青いあおい空を見た時、涙が溢れ、映ったものが絶望ではなく希望だったらと切に願った。子供を亡くした母親が『正義とは愛』と思うまでの様々な気持ちとの葛藤。折り鶴や灯籠に込めた平和への願い。私達は絶対に忘れてはいけない。たくさんの人達に読んでほしい一冊です。

2011/03/08

のの

すこしずつ、原爆が投下されたことや、その悲劇が人々の記憶から消えている。戦争や原爆は絶対に自分の日常に入り込んできてほしくないものなのに、人々はそのことも忘れてしまう。実際に体験した人の作品は、そのことを思い出させてくれる。戦争反対。

2010/04/21

霞草

【再読】原爆が落とされた日のこと、一瞬で奪われた日々と大切な人への想い、そして深い祈り。子供の真っ直ぐで飾らない言葉が私の心を強く揺さ振る。一人ぼっちになってしまった少女がふと見上げた広島の青い空、風や月に逝ってしまった子供の行方を尋ね、泣いてはいないかと気に掛け、帰っておいでと待ち続ける母親の慟哭、行き場のない怒り。沢山の人達がずっと悲しみを胸に抱き自問自答を繰り返しながらも一生懸命歩き続けて下さったから平和な今がある。何不自由のない現代だけど人の心がもっと豊かになれば希望ある未来へ繋がるかなと思った

2015/08/20

紺色の風書

吉永小百合さんが、原爆詩の朗読を行っているのは前からテレビや新聞で知っていましたが、一冊の本を通して読むのは初めて。絶望的な耐えがたい状況での詩に、なかなか言葉がでない。緑と青の風景画像が対比的に印象だった。再読したい。

2015/09/03

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