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天使の屍 (角川文庫 ぬ 2-1)

天使の屍 (角川文庫 ぬ 2-1)

天使の屍 (角川文庫 ぬ 2-1)

作家
貫井徳郎
出版社
KADOKAWA
発売日
2000-05-24
ISBN
9784043541010
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天使の屍 (角川文庫 ぬ 2-1) / 感想・レビュー

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🐾Yoko Omoto🐾

ストーリーはラストまで興味尽きず、本当に色んな意味で衝撃的な作品だった。だがミステリとして収束しているものの、これが中学生の発想だろうかという疑問を最後まで払拭できず。LSDや性行為など興味本意でやってしまう年頃であることは理解できるが、「子供の論理」なる理屈で罪まで犯すとは理解も共感もできない。孤独な悩みではないのに何故もっと別の考えが浮かばないのかとそのおかしな結束力にも首を捻るし、それだけ強固な意志を何故違う解決に生かせないのかと呆れてしまう。青木の「実の親でない」という設定も本筋に関係なく不要。

2014/09/09

ミッフー

お気に入り作家、貫井氏を読みたくてたまたま本屋で手にした文庫本📖あれ⁉️慟哭、乱反射、愚行録と同じ作者なの⁉️起承転結がはっきりし過ぎて読み易す過ぎる💦中学生の自殺にまつわる話だけど安っぽいテレビ東京あたりのサスペンスドラマ観てるみたいでした😓でもテレビでは放映絶対無理❗️中学2年生男女がクスリ使って恍惚の表情でセックスを🤪それが裏ビデオで出回って😱明らかな法令違反❗️と堅いことは申しません😅正直見てみたい気も😜まあ、兎に角、難しく考えずサラリと通勤電車内二日間で読めるライトな小説でした✌️

2019/07/17

TAKA

子供には大人の社会には通用しない子供たちだけの倫理があり、子供は大人の倫理を裏切るのだと。14歳の少年が次々に自殺する、この設定からして重かった。中学生の男子は好奇心は強いけどもまだ幼く弱い、反対に女子の方が強い。動機としてはそんなことでと思うがこれが子供しか通用しない倫理なのか?他に救いはあったと思うんだが。お父さんが奮闘してますが果たして正解かは置いといてもうちょっと考えて行動してもいいじゃないかな。

2021/05/25

ワレモコウ

「自殺する奴なんて馬鹿だよ」そう言った矢先、中学2年生の息子が飛び降り自殺を遂げる。自殺を信じられなかった父親の青木は、息子の友人に話を聞いて回るが、その友人も次々と飛び降り自殺を図ってしまう。青木の執念が真実にたどり着いた時、最後の一人が飛び降りるが、命をとりとめる。初期の作品であるが、短いながら読み応えがあった。少年たちの死の原因については、二重三重に仕組まれていて面白かった。「子供の論理」とは…考えさせられるテーマだった。

2021/12/03

ゆか

ある家族。夕食後コンビニに行った中学2年生の息子がコンビニに行くと言って出て行き、そのまま飛び降りて死んでしまうというショッキングなスタート。息子はなぜ死んだのか、何に悩んでいたのか、お父さんの葛藤が手に取るように分かる。確かに学校が社会の全ての中学生や高校生には独自のルールがある。ましてやバイトもしない中学生にとっては学校が全て。その中で起こった事柄は本人達にとっては重大事件。きっと時間が経ち、大人になれば笑い話に出来る内容でも真剣に捉えてしまう。教師は大変だなぁ〜。だけど、親はもっと大変なんだろうな。

2018/07/19

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