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君が壊れてしまう前に (角川文庫 し 26-1)

君が壊れてしまう前に (角川文庫 し 26-1)

君が壊れてしまう前に (角川文庫 し 26-1)

作家
島田雅彦
出版社
KADOKAWA
発売日
2001-02-01
ISBN
9784043562015
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君が壊れてしまう前に (角川文庫 し 26-1) / 感想・レビュー

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GaGa

所謂中二病を一つ超えた中三日記。一九七五年って、物質的にこれほど豊かだったかなあとの疑問があるも、一人の少年の生活を日記形式でここまで赤裸々に書き綴った作品はそうはない。もとより日記なんて書くことがない日の方が圧倒的に多いのだが、さすが作家の創造力は凄いなあと思う。大ベストセラーとなった、湊かなえ「告白」と併せて読むと面白いかも(全然内容は違うけど)

2010/11/19

東京湾

「ナンセンスなのは未来だけじゃない。過去もまた、どうしようもなくナンセンスだ。ナンセンスの板挟みになっているのが、現実のぼくというわけ」中学二年。大人への道に足を踏み入れ、それでも幼気で向こう見ずのまま、暴れ始める自我と抑えきれぬ劣情の混沌に翻弄され、とにかく"何か"を求めたあの頃。日記形式で描かれる少年の日々、その猥雑さと切実さに、いつかのあの感情が蘇るような、そんな物語だった。純粋にこれは面白い。笑いあり涙ありの青春小説として楽しめた。自由の刑に処せられて、それでも無邪気でいる術が、ここにはある。

2020/04/13

さらば火野正平・寺

14歳の一年間。なかなか裕福な少年時代だと思う。読みながら、自分の中学時代を何度も思い出した。主人公がいい奴とかじゃなく、悪い事もしているので、悲喜こもごもの色々な感想を抱かされる。あの年頃の性欲も暴力的衝動も正義感も悪徳も背伸びした知的好奇心も全てが本当で面白い。

2011/10/22

erica

汗と誇りにまみれた誇大妄想青春小説

2008/05/26

こんな濃密な中学時代を過ごしてみたかった

2011/11/17

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