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散りしかたみに (角川文庫)

散りしかたみに (角川文庫)

散りしかたみに (角川文庫)

作家
近藤史恵
原 魚乃
出版社
KADOKAWA
発売日
2001-08-23
ISBN
9784043585014
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散りしかたみに (角川文庫) / 感想・レビュー

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三代目 びあだいまおう

まず声を大にして言いたい!巻末の『解説』の代わり?に佳多山大地さんが寄せている文章!確かに前口上でネタバレに触れてはいるが、それにしても全ての真相を惜しげもなく書いているのはいかがなものか?文庫では最後に解説までしっかり読む派の私は、だからネタバレされずにすんだけど・・・。近藤先生の歌舞伎ミステリーシリーズです。梨園には人の人生や命よりも大事にすべき習わしがあるのか?そう想像さえしてしまう。タイトルの『散りしかたみに』の『かたみ』は『片身』つまり、我の半身のことなのか?決して最後を最初に読まないで‼️🙇

2019/10/27

いつでも母さん

私が知らないだけですか?歌舞伎のお家柄では双子の男子は忌み嫌うのですか?え?一体いつの時代のことですか?あまりに悲しいラストと言い・・とても読後感の悪いものになってしまいました。ってことは、まんまと近藤作家の思うつぼでしょうか?嗚呼、市川伊織よ逝ってしまった者たちの屍を超えて強く生きて行け!それにしても、近藤史恵が描く歌舞伎は美しく妖しい。その世界に引き込まれてしまう。実際の歌舞伎はそれ以上なのだろうな・・

2017/07/29

ダイ@2019.11.2~一時休止

探偵今泉その3。再び舞台は歌舞伎の世界に。えっそんな理由でって事が(歌舞伎ならでは?)・・・。

2017/10/10

りゅう☆

歌舞伎上演中に1枚の花びらが散る。どこから何のために?その謎解明を菊花師匠から言い渡された小菊は探偵の今泉に相談。また左頬を斜めに横切る傷跡を残す若き実力者市川伊織は滝夜叉姫のような虹子に溺れていく。そんな虹子を見た瞬間、あの今泉がこの謎解明から手を引くという。一体どういうこと?ケガで入院して安楽椅子探偵の今泉の推理力と助手の山本くんの協力で花びら解明に奔走するもなかなか…。しかし今泉ってスゴイね。虹子を見た瞬間、そこまで読んでしまうとは。伊織の驚きの出生の秘密と第三者の存在、情と後悔が招いた負の連鎖。→

2018/08/12

アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

有栖川さんの『作家の犯行現場』の桜の章で紹介されていた一冊。歌舞伎界を舞台にしたミステリー。歌舞伎座での公演中、毎日決まった時間に舞台上にひとひらの桜が散る……。一体誰が何のためにやっているのか?華やかな舞台と、一枚の花びら。メインは小菊なのだけれど、途中で入る男女のモノローグが謎めいていて、この物語の舞台や設定と相まって幻想的な雰囲気が出ていた。探偵の同級生で歌舞伎の女役瀬川小菊がワトソン役だと思って読んでいたら、アマゾンの内容紹介では女形探偵小菊とあった。そうだったの?

2016/03/29

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