KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

ハッピーロンリーウォーリーソング (角川文庫 ま 21-1)

ハッピーロンリーウォーリーソング (角川文庫 ま 21-1)

ハッピーロンリーウォーリーソング (角川文庫 ま 21-1)

作家
枡野浩一
出版社
KADOKAWA
発売日
2001-07-01
ISBN
9784043594016
amazonで購入する

ハッピーロンリーウォーリーソング (角川文庫 ま 21-1) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

新地学@児童書病発動中

表面的には与謝野晶子や斉藤茂吉などの短歌からかけ離れた内容で、伝統的な国文学が好きな人は眉をひそめそうな内容だった。それでも一見くだけた口語体のぶっきらぼうな歌から、乾いた詩情が立ちあがってくるところに惹きつけられた。添えられている写真も、都会生活の一部を切り取ったものでスタイリッシュな魅力にあふれている。お気に入りの歌の一つをご紹介。「さまざまな説が飛び交う 口笛を吹けない人が増えた理由は」。

2014/05/01

だいだい(橙)

古本で購入。写真集を兼ねてる?というくらい時代をさりげなく映した写真と短歌がセットになった構成。ゆえに短歌の数は少なく、あっという間に終わった。桝野浩一ワールドを味わうには十分だけど、写真は半分でも良かったのかな。ウォーリーというところが時代を感じる。桝野さんの短歌はわかりやすくて意味がわからないなんて絶対ない。そしてアイロニー、ユーモア。好きだな。

2022/01/12

ざれこ

後ろ向きでブラックでもあり、でもなんとなく元気も出るような短歌たち。ビビッドなピンクと青の写真もレトロで懐かしくてかつオシャレ。「殺したいやつがいるのでしばらくは目標のある人生である」「ハッピーじゃないだからこそハッピーな歌をつくって口ずさむのだ」「毎日のようにメールは来るけれどあなた以外の人からである」「だれからも愛されないということの自由気ままを誇りつつ咲け」あたりがなんか好き。「五年後に仕返しされて殺される覚悟があればいじめてもいい」なんて学校に貼っとけばいいよね。

2017/01/08

深沢商店

評価できるほどにいろいろ読んではいませんが、たまに短歌や俳句のようなものを見ると、言葉の濃さや面白さみたいなものを感じることができて楽しい。 ◇こんなにもふざけたきょうがある以上どんなあすでもありうるだろう◇結果より過程が大事「カルピス」と「冷めてしまったホットカルピス」◇「じゃあまた」と笑顔で別れ五秒後に真顔に戻るための筋肉

2014/06/27

miiiii

読み終わってからのタイトル。短歌に関する知識はないけど、枡野さんのことばはなんかずしんとくるときがある。

2011/06/09

感想・レビューをもっと見る