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ガラス張りの誘拐 (角川文庫 う 14-2)

ガラス張りの誘拐 (角川文庫 う 14-2)

ガラス張りの誘拐 (角川文庫 う 14-2)

作家
歌野晶午
角川書店装丁室
出版社
KADOKAWA
発売日
2002-05-24
ISBN
9784043595020
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ガラス張りの誘拐 (角川文庫 う 14-2) / 感想・レビュー

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夢追人009

うーん、またもや完全に騙されました!名作「葉桜の季節に君を想うということ」の歌野晶午氏の人間心理の盲点を衝く異色の誘拐ミステリーです。謎めいた題名と第二、第三、第一の事件の章題の不規則な順番と最初に目次を見ただけで期待が持てそうだなとワクワクしました。連続婦女誘拐殺人事件に続く主人公・佐原刑事の娘の誘拐事件から「犯人の目的」を読み解ける人は極めて少ないでしょう。確かに現実にはあり得ない推理作家の奇想その物ですが読者の予想を裏切る展開の妙は心憎いですし私は何よりも本作の根底にある著者の善意を讃えたいですね。

2018/10/20

🐾Yoko Omoto🐾

時系列を入れ替えた物語の構成は凝っており、前代未聞の身代金受け渡しなどをテンポ良く読ませる面白さは流石。だが、果たしてそんな理由でそこまでやるのかという、事件と動機が見合わない非現実感が、マイナスに働いたのではという印象だ。事件自体がシリアスなのに、緊迫感や緊張感が取って付けたようにしか見えない、主人公の佐原刑事のキャラも、今一つ定まっていないように感じる。(その、シリアスにし過ぎないという点が、オチへの布石なら凄いとは思うが。)家族の絆、独りよがりの善意、もっとどちらかに絞ったほうが良かったのでは。

2016/09/06

ダイ@2019.11.2~一時休止

動機がチョット面白かったかなって感じ。まあ初期の作品ならこんなもの。

2013/08/28

tengen

婦女連続殺人事件の捜査が行き詰まる中、犯人から逃げてきた被害者が確保される。佐原刑事は捜査で出会った養護教諭・梨花からの助言で捜査の輪を絞り込む。そんな中新聞社に犯行手記が送られ、犯人は遺書を残して自殺した。「そのような手紙を出したことはない」そして佐原の娘が誘拐される。要求は1億円それも公衆での引き渡し。マスコミ・世間が見つめる中、身代金引き渡しは成立するのか?果たして犯人の意図は?☆彡大変な設定に無理がポロポロ。読み易くあっという間ではありました。が、歌野さん、どの作品も葉桜は超えないなぁ。

2016/12/06

coco夏ko10角

いきなり「第二の事件」から始まるのでひらいてドキッと。フーは分かりやすかったけど、ホワイはちょっと予想外だった。

2016/04/16

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