闇夜に怪を語れば: 百物語ホラー傑作選 (角川ホラー文庫 113-1)
闇夜に怪を語れば: 百物語ホラー傑作選 (角川ホラー文庫 113-1) / 感想・レビュー
ヴェルナーの日記
『百物語』をテーマに編まれたアンソロジー作品。京極夏彦、遠藤周作、泉鏡花、森鴎外など、近・現代の壮そうたるメンバーが執筆した19作品(京極夏彦氏と東雅夫氏との対談も収録されている)で構成されている。単なるホラー作品とは、一線を画した上質な雰囲気を醸し出している俊逸な一冊。
2021/04/12
mocha
「百物語」について書かれたものを集めた、とても豪華なアンソロジー。それほど怖いものはなかったけれど、各人各様の筆の妙を堪能できる。杉浦日向子さんの正しい百物語のお作法にふむふむ…。遠藤周作、森鴎外といった文豪も怪談をものしていたとは知らなかった。恐ろしいことが起こりそうな百物語だが、少なくとも東雅夫、京極夏彦両氏は百物語に祝福されているようだ。
2017/08/10
じゅんぢ
怪談話としての百物語を読みたい人は手を出さない方がいい。なぜかというと、怪談話よりも百物語の空気感や雰囲気に重点をおいている作品が多いから。
2019/02/02
金吾
怖さを感じるものはあまりありませんが、意外な人が意外な作品を執筆しているのを驚きながら読めました。
2022/11/11
poke
ホラーより怪談が好きなので楽しめました。読み物として楽しめるアンソロジー。
2016/10/08
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