世界は幻なんかじゃない (角川文庫 つ 8-2)
世界は幻なんかじゃない (角川文庫 つ 8-2) / 感想・レビュー
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剥き出しな辻さんに感動した。
2018/05/13
taku71
写真にはワールドトレードセンターが写ってるし、今読み直すと時代を感じる。当時ニューヨークで暮らしていた作者が、いくつかの都市を経て列車で西海岸まで行って、亡命ロシア人のその後の生活をインタビューしている。世界中の野心家が集うニューヨークから、自由を求めてたどり着く最果ての地の西海岸へ。フィクションなのかノンフィクションなのか境界線が微妙だなと思いながら読み直した。自分も実際に訪れた後に読むと、改めて各都市の切り取り方の上手さを感じた。
2014/08/11
KARA
人生において大切なものは何か。辻さんの小説はいつも問いかけてくる。きっとそれは辻さん自身が同じことを考え悩んでいるから。大切なことはわからないままだけど、それでも生きていこうとする姿勢に自分を見た気がした。
2011/09/06
aj
アムトラックでアメリカを横断する旅に出てあれこれ考える自己満足的紀行記。 アメリカのモーテルで読んだ。実体験しているときだけあって書いていることに共感、実感できた。「クラウティ」のベレンコも登場。思い入れがあるので感慨深い。
2004/06/03
南の島
久しぶりに辻仁成さん。まだ若い辻さんが自由を見るためにアメリカ横断。ベレンコ中尉にインタビューする。
2022/01/07
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