たのもしき日本語 (角川文庫 よ 19-1)
たのもしき日本語 (角川文庫 よ 19-1) / 感想・レビュー
還暦院erk
図書館本(実際借りたのは単行本初版)。時間をかけて読了。情報量多し。川崎・吉田両氏の掛け合いが芝居がかっていてクスクス笑いながら読める。語についての発想は自由自在で、特に吉田さんがサラッと絵にも描けちゃうから羨ましい。文庫で購入して手元に置きたいかも。1993年に雑誌連載されたものなので、出てくる話題が近過去だったりするのもまた良し。
2021/06/30
メリクル
二人の会話が面白かったですが、日本語のどこに頼もしさを感じたのかは最後までわかりませんでした。
2016/06/23
柴多知彦@cinema365
ギャグ漫画家の吉田戦車とライターの川崎ぶらが任意に日本語(のちに外国語も)を抽出し、主に語義のニュアンス(語源や文法の考察もあり)についてざっくばらんに語りあう。そう書くと堅苦しい書物と思われるかもしれないが、両人とも言語感覚が独自で、この二人にかかるとありふれた日本語が急に「たのもし」く思えてくるから不思議だ。勝因はなんといっても、二人の口調を戦前の書生のようないかめしい語りに再構成した点にあるだろう。まとめはぶら本人が兼ねており、文庫解説の南伸坊もその着眼点のユニークさを指摘し、大いに感心している。
2019/02/26
高島津諦
二人が日本語のたのもしさについて一音一語ずつ語っていく本。とても面白かったです。……他に言うことあるかなあ。ウハウハ、おてんば、強い、仲良し、ぬかる、モテモテ、ヤバい、愉快痛快、硫酸、えづく、辺りが私はたのもしかったです。あと川崎ぶらさんの文体が面白いですね。翻訳古典のようだと言ってもよかろうさ。こんな対話を誰かとしたいものだ。
2007/08/17
弱視行
文体と挿絵がいいです
2006/08/17
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