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新解さんリターンズ (角川文庫)

新解さんリターンズ (角川文庫)

新解さんリターンズ (角川文庫)

作家
夏石鈴子
出版社
角川書店
発売日
2005-09-22
ISBN
9784043604036
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新解さんリターンズ (角川文庫) / 感想・レビュー

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しゅわ

【図書館】赤瀬川さんの『新解さんの謎』に登場するSM嬢こと鈴木マキコさん=夏石鈴子さんによる、新解さんへの愛のつまった一冊…続編です。第六版発売を機に、7年ぶりに書かれたとのこと。そのあいだの新解さん愛が行間から溢れ出そうな迫力です。前回と同じく、五版から六版の変化や消えた言葉などを解説したり、語釈や用例、物の順番や美味にたいする意識、数え方…などなど…選りすぐった新解さんらしさをみせてくれています。また、第六版発売の際も各著名人によるエッセイ広告企画があったようで…それも掲載されていてお得感いっぱい♪

2014/10/03

遊々亭おさる

国語辞典でありながら、その人間味溢れる存在感で人々を魅了した新解さん。版を重ねた第六版を相方にして夏石さんの紙上漫才再び。2004年に改訂された新解さん。性格も少しマイルドになられたようで、サザエさん家の家長が波平さんからマスオさんに変わったような物足りなさも感じますが、夏石さんの愛情たっぷりなツッコミは健在で、彼女のおもしろ語釈発見センサーが読者に言葉の海で游ぐ楽しさを教えてくれます。辞書本来の目的とは別にエンターティメントな読み物としての楽しさも提供して下さった山田先生の偉大さも感じる一冊であります。

2017/05/27

5〇5

新解さん第六版を、過去の版と比較しつつ、その神髄に迫った労作(相当大変だったと推察する)である ♦【辞書】を新解さんで引いてみると、『ある観点に基づいて選ばれた単語(に準ずる言葉)を、一般の人が検索しやすい順序に並べて、その発音・表記・意義・用法などを書いた本。』とある ♣思うに、文頭の「ある」が曲者だ。辞書の性格を決定づけるのはこの「ある」なのだ ♥著者はこの「ある」に憑かれたというか、魅了された辞書中毒者、又は辞書オタ有段者と言っても過言ではなかろう ♠この「ある」を感じるために辞書を読みたくなる。

2022/07/05

ヒカル

主張する国語辞典"新解さん"への情熱が凄まじい。

2010/03/18

かのこ

赤瀬川さんよりも、SM嬢の方が新解さんを愛しているのだな。辞書って、ほんと、おもしろい。巻末の付録も秀逸。

2016/06/01

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