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いらっしゃいませ (角川文庫 な 38-4)

いらっしゃいませ (角川文庫 な 38-4)

いらっしゃいませ (角川文庫 な 38-4)

作家
夏石鈴子
出版社
KADOKAWA
発売日
2006-03-01
ISBN
9784043604043
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いらっしゃいませ (角川文庫 な 38-4) / 感想・レビュー

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けんとまん1007

全編を通して繰り返し出てくる言葉が印象に残る。一所懸命に、仕事にあたるという、基本的なこと。ただ、最近思うのは、それが一番難しいことでもあるということ。一所懸命やっている・・・つもりの人も、結構、多いのではないかと思う。その評価は、自分ではなく、周囲の人に委ねるしかないのだが、なかなかそう思えない人もいるのだという現実。受付は、会社の顔であり、いろんな動きや関係がわかるポジションだと思う。だからこそ、誰でもいいと言うわけにはいかない。

2016/08/14

coco夏ko10角

社会人一年目・出版社の受付に配属された鈴木みのりの物語。著者が実際受付で働いていたとのことで、業務内容や他部署の人達との距離間がリアル。みのりの考え方や仕事に対する姿勢いいな。

2015/06/08

まちこ

淡々とした文章は鈴木みのりの性格を感じさせる。『色んな仕事があるけれどお茶汲みだってコピー取りだって一生懸命働かなきゃ』と就職した日思った事を忘れずに思い続けるってなかなかできる事じゃない。些細なトラブルがあっても正しさを芯に頑張る姿は嫌味がなくていい。人の譬え方が・・・・。でも第一印象で見えた雰囲気って意外とあってるもんだよね。だから読み進めていくうちにやっぱりと思えたり。

2015/10/07

ゆー。

「うちの社長は変なのである。お相撲さんでもないのに『ちょんまげ』なのである。おや?誰か来たみたい。 受付嬢みのり(表紙・上の黒髪)「いらっしゃいませ~、あっ、社長おはようございます!!」 社長(表紙・真ん中)『邪魔するぜ!!』 みのり「邪魔するんやったら帰って~。」 社長『ほな、帰るわ!!…いや、君キミィィィ、社長帰らしたらアカンがな。』 みのり「いえ、社長お言葉ですが社長がいないと仕事がはかどるんです。」 社長『わし、泣くぞ。号泣しちゃうぞ。』 愛嬌ある社長さんの話ではなく、受付嬢の話です」

2020/05/03

たま

出版社の受付に配属された新入社員・みのりのお仕事奮闘記。しかしドラマのような展開はなく、ルーティンワークを毎日確実にこなしたり、社内外問わず人に失礼のないよう丁寧に振る舞ったりすることの繰り返しなのだけど、その難しさと大切さを感じました。みのりがものをフラットな視点で見られたり何にも流されずに自分は自分でいられたりする様子は、自然すぎて一見何てことでもないように書かれていたけど難しいのではないかと思います。私も凝り固まった偏見を持たず、正気を保って真摯に働きたいです。

2015/03/19

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