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菜摘ひかるの私はカメになりたい (角川文庫 な 40-1)

菜摘ひかるの私はカメになりたい (角川文庫 な 40-1)

菜摘ひかるの私はカメになりたい (角川文庫 な 40-1)

作家
菜摘 ひかる
やまだないと
出版社
KADOKAWA
発売日
2001-12-21
ISBN
9784043635016
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菜摘ひかるの私はカメになりたい (角川文庫 な 40-1) / 感想・レビュー

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koguma

私の中で突然起きた衝動、菜摘ひかるを読んで知る会はこれにて終了。計五冊。順序が前後してしまったのかもしれないが、一番読み応えがあったのは、「風俗嬢菜摘ひかるの性的冒険」だった。最後に読んだこの〜カメになりたい は、正直ほぼ流し読みになってしまった。この人の風俗嬢としてのプライドは書かれていることを全て信じるとすれば賞賛に値するのではないかと思うが、実際のところはわからない。本人が亡くなってしまった今となっては、彼女の心の闇も葛藤も、証明する術がない。

2018/03/30

skellig@topsy-turvy

淡々と菜摘さん御自身のことについて書かれている。軽いタッチで書かれたメイクやファッションなどの楽しい話もあるけど、常にどこか不安の翳りが落ちている。「自分」という存在は常に揺らいでいて不安定で世界が怖くて、でも生きていかなきゃいけない、と思いつつゆっくり本書を閉じる。

2012/09/19

しょこたろう

亡くなったことを踏まえたうえで、面白くて痛々しくて悲しいと思いました。そしてすごい文章うまい。作者のことをもっと知りたいとおもいました。残念でなりません。

2015/02/03

くさてる

不安定な完全主義に基づいた摂食障害と買い物依存症と美容整形への強迫的な心性を感じる。一見、柔らかいだけの、軽く読めるエッセイみたいだけど、そこに見え隠れするバランスの危うさが怖い。でも、痛いほどの切なさも同時に感じる。これを読むことで、救われるひともどこかにいるはず、と思わされるあまりにも正直な、真摯な言葉があります。

2006/07/27

遊莉@読書垢&作家志望

菜摘ひかるさんの2冊目の本を読了。実は風俗嬢時代に1度読んでるので再読かな?こちらの本は風俗業についてのお話はあまりなく、彼女の生きざまが主になってると思う。同じ業界にいたということで、彼女に励まされたことは多数アリ。もっともっと彼女のことが知りたかった。亡くなったのは本当に残念です。

2016/10/21

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