もういちど走り出そう (角川文庫 か 36-3)
もういちど走り出そう (角川文庫 か 36-3) / 感想・レビュー
Totchang
「800」の読後に改めて再読。やっぱり入り込めない。30代の子供一人世帯の日々の情景を描いたにしては、子育てがほとんど描かれていないのとともに、倫理的にありたいとおもっている歯科院長が次々と働く女性に手を出すことがありえないように思えて。しかし歯並び矯正のことについては(本当なら)大変勉強になりました。
2018/12/11
Totchang
図書館で題名が目に止まった一冊。私は46歳を過ぎてから走り出したので、タイム云々ができるレベルにはとてもいけませんでしたが、この主人公は高校時代のトラック競技選手。スパイクやスタートラインの表現が素敵です。しかし走ることがメインの小説ではなく、中年を迎える年代の夫婦と男と女の話でした。性描写はちょっとしつこいと感じましたが、全編に流れるトーンがとても穏やかでした。もう一冊作品を読んでみようと思いました。
2018/11/05
ペトロトキシン
この作者が書く作品は『800』に続いて2冊目なのだが、セックスの描写が出てくるのは定番なのだろうか?私はスポーツ小説を読むときは純粋にスポーツの泥臭さを味わいたい人間なので、セックス描写は必要ない。
2017/01/31
あかつや
歯医者やってる中年の男がいろいろ思い惑うお話。これ語り手の彼はなんやかやと難しいことグダグダ言ってるけど、要は中年に差し掛かって体型とか気になってきたから、陸上やってた昔を思い出してトレーニングはじめて、そしたら少しずつ若き日の活力が蘇ってきて、そんな時に妻が小説家としてデビューしちゃって、その小説が妙にエロくって、読んだら活力を取り戻しつつある肉体が刺激されちゃって、周りの若い娘たちに目がいったってだけの話だと思うよ。ジムで出会うおねーちゃんたちがやけに魅力的に映るアレだよ。よくある中年の過ちだよ。
2019/05/21
mataasita
歯科医の不倫の話。それが夫婦が前に進めた目の解決方法として正しいのか?と思ったのだが主人公には必要な行為だったのだろう。夫婦の間にしか理解できないものがきっとあるんだろう。恵まれた人間の怠惰な生活の話だ。
2018/08/03
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