新耳袋 第四夜 現代百物語 (角川文庫)
新耳袋 第四夜 現代百物語 (角川文庫) / 感想・レビュー
KAZOO
今回の目玉は「山の牧場」の10話だそうです。著者たちの経験談をここに掲載させたもので怪談というよりはUFOがらみの話のようです。というのもその前に「UFOの八つの話」が導入部となっているような感じです。その中でも「黒い男たち」等は映画の「メン・イン・ブラック」を思い起こさせてくれました。私はこのような話は比較的好きで世の人はばかばかしいと笑うかもしれませんが本当にあるような気がします。
2022/08/15
じゅんぢ
今作の一番の注目は最後の山の牧場の話。何年か前、(インターネットが我が家に無かった頃)読んだ時は不気味で怖かったけど、今回読んだ時、魔が差して「山の牧場 真相」と検索してしまい萎えてしまった。この様な怪談話はネットで調べてはいけないと新たな教訓が得られた。
2019/10/29
田中
恐い話とはちょっと違う。薄ら気持ち悪い話だ。それは「第12章、山の牧場にまつわる十の話」だ。読後は、不気味な余韻が残り続ける。いろいろ推測できるし仮説もたてられるが、結局のところ訳のわからない謎しかない。田舎には、田舎にしかありえない独特な廃屋やら、うち捨てられた場所を見かけたことはある。でも、ここの建造物は過去に何か不穏なことがあったにちがいない。超自然的な特殊な地点なのかもしれない。現地の「状況図」がこの本の最終ページに記載されています。。。
2019/01/20
急いで突厥
夏が来たのでホラーを読んでみた第8段。 シリーズ第4段。 最終章に山の牧場を収録した巻。 この山の牧場を自分は北野誠のおまえら行くなのDVD版で映像を見た。確かに不思議な建物だった。 ギンティ小林さん著の新耳袋殴り込みに続く話なのでワクワクして読んだ。 でも、怪異が怖かったので2日に分けて読んだ。 結局ビビりである。
2015/08/12
J7(読メ低浮上中)
第3巻の感想で新耳袋の持つ怖さを“そんなバカなと思いながらも、もしかしたら現実にあり得るかもしれないと思わせる、淡々とした魔力”と書きましたが、その真骨頂ともいうべきエピソードがこの4巻の「黒服の男たち」と「山の牧場」です。特に著者が実際に見たという山の牧場は、建物のひとつひとつが持つ異様さ、置いてあったものの気味悪さ、恐ろしさが平凡な牧場の存在をこの上なく歪んだ異界にしています。こんなものが現実にある、その事実がどんな怪談よりも、“あなたの知らない世界”の実証のようで、肝が冷える思いをしてしまうのです。
2015/05/25
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