ホラー小説大全[増補版] (角川ホラー文庫)
ホラー小説大全[増補版] (角川ホラー文庫) / 感想・レビュー
ヴェルナーの日記
本書はホラー小説を歴史的な文学論的な考察と、ホラーの物語構造を分類して、各々に詳述・評論を加えて、その分類別に代表作を紹介している。ホラー小説の始まりは"ゴッシク・ホラー"と定め、ゴッシク様式についての詳細は割愛させていただくが、14~15世紀に確立し、主に建築様式として開花した。ただ文学界で隆盛したのは18世紀に至ってからで、懐古主義やロマンス主義においてである。ただホラーの分野は、過激な内容(エロ・グロ・スプラッタ・サイコ等々)から整調文学ではなく、アンチ・カルチャーとして裏街道を歩んできた。
2021/06/28
miroku
情報収集。おかげで読みたい本のラインナップがかなり不気味になった・・・・・・。
2014/04/26
ペペロニ
かなり前の本だけど、今も昔もキングが存在感ばっちりなのは、さすが巨匠。読みたい本は増えたがそもそも入手できないので、海外ホラーも復刊や新訳によって日の目を見ることがあれば嬉しいと思った。
2022/05/25
飛鳥なつめ
ホラー小説についてこれでもかという程詰め込まれた一冊。ホラー大好きな私としては非常に大満足。おかげさまで読みたい本がドッサリ増えましたとも。小説だけではなく、映画の話もちょこちょこ出ていて更に良かった。他にも、こっそり大好きなレイモンについて結構な量で語られていたり(未読の短編収録作情報には興奮を抑えられなかった)、これまたこっそり大好きなケッチャムのインタビューが載っていたりと素晴らし過ぎた。こちらは図書館で借りたものだが、本屋に新装版が並んでいたのを見たので、もう買ってしまおうかと思う。
2015/06/14
りんご飴
図書館で借りて読みましたが……これは買う!
2014/12/11
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