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ジュリエット (角川ホラー文庫 95-2)

ジュリエット (角川ホラー文庫 95-2)

ジュリエット (角川ホラー文庫 95-2)

作家
伊島りすと
出版社
KADOKAWA
発売日
2003-09-01
ISBN
9784043700028
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ジュリエット (角川ホラー文庫 95-2) / 感想・レビュー

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イタリアンでこちん

勝手に残暑ホラー8:第八回日本ホラー小説大賞。『蘇る』ホラーと言えば、ハリウッド・スプラッタ系ゾンビ、サンゲリアなのかな、もしそうなら、もういいです。お腹一杯です。間に合ってますんで。と、読み進める。南の島、青い海、水字貝。え!ホラーなのに楽園なの??マークを頭に乗せて、水字貝:魂抜け:思い出に・・・ほほぉー。俄然ホラー・メーターが振れてきそうな予感。物語は、エンターテイメント性が高く、充分に面白く、ラストへの緊張感バクバク。影の主人公である水字貝の件をアピールして欲しかったかな。 続

2009/09/09

ネムル

死者が思い出となって蘇えり、責め苛まれるという和製『ソラリス』、舞台も南の島で「海」つながり。島にある貝や植物をつかって日本的な怖さを静かに演出する筆力や、死者との関係を通して少年少女の成長や家族のつながりへと話を運ぶ端正さと、安心して薦められる良作です。

2009/06/21

ボトム

不思議な話で後味が悪いような作品ではなかった。ただ恐怖感を楽しみたいと思って手に取るとも物足りない作品だと思う。

2020/09/19

そのぼん

暖かく湿ったような空気感をもったホラー小説。柔らかく溶けて腐敗していくような気味悪さを持った作品でした。 面白かったです。

2011/08/06

Porco

角川ホラー版の『ソラリス』あるいは『シャイニング』。 美しさも感じるが怪しいものを読んだという奇妙な読後感だ。旅先の山で感じる自然の美しさと畏れを同時に抱く感じにどこか似ている。 稲川淳二曰く「ホラーは襲いかかるもの、怪談は思いあたらせるもの」とのことでありそういう意味では表現し難い怪しさを感じさせる本作は怪談であり、同じく日本ホラー長編大賞を受賞した有名作『パラサイト・イヴ』や『黒い家』とは題材以前に毛色が違うので、ある意味角川ホラーの作品として期待して読むとガッカリしてしまうのが難点か。 (1/2)

2022/04/21

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