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花夜叉 (角川文庫 や 35-1)

花夜叉 (角川文庫 や 35-1)

花夜叉 (角川文庫 や 35-1)

作家
山藍 紫姫子
小林智美
出版社
KADOKAWA
発売日
2004-01-24
ISBN
9784043702015
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花夜叉 (角川文庫 や 35-1) / 感想・レビュー

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niko

地雷なしの私でさえも無理でした。耽美?耽美って何ぞ?死ぬより辛いことってあるんじゃないかと思ったよ。篠芙が可哀想でかわいそうで、生きてるだけで偉いよと思ってしまった。ジジイ共がキモ過ぎるし元気すぎ;ほぼ全編に渡り篠芙が陵辱されてるだけの本でした。この世界観を美しいとも面白いとも思えない自分は、続編を読むことを放棄します。

2021/12/14

冬見

能の名門藤代流の若き後継者・篠芙は、一度廃絶した藤代流を再興するために自らの身を贄として、観月の四長老に身を捧げてきた。胸に夜叉を飼う者たちの物語。◆まさか一般レーベルでこんなにハードなBLがあるとは思わなんだ。おったまげた。開始5ページ目にして濡れ場が始まり、その後濡れ場のオンパレード。これ、何も知らずに読んで狂わされた人絶対いるでしょ……。能の話ということで、キーワードは「花」と「狂」だろうか。舞うことは狂うこと。狂った夜叉を飼わぬ者は、花にはなれない。

2019/06/06

ゆりこ

再読。「人の心の奥深く鬼籠れりといふはまことか」冒頭の一文に問われているような・・・自分は鬼かもしれません。ヒドイヒドイと思いつつ物語を堪能しちゃいました。能の名門藤代家を復興させるため生贄になった後継者の篠芙。美しく才能ある篠芙を夜毎喰らう男たち。容赦ない責めが残酷です。思わず顔を背け・・・られません!むしろガン見。悲惨なシーンにも品があり花が散るような儚さと華やかさです。式尉の面、燭台の炎、赤い縄紐などアクセントも艶やかで、表現された全てに「耽美の女王」山藍先生の徹底的な「美」を感じました。

2012/03/22

和の芸道ものBLが好みなせいか、山藍先生ついていきます!とお願いしたいような一冊。既読の同氏著作の中では一番すき。登場人物それぞれに、ダブらないそれぞれの官能がある。猥雑な部分も多いが登場人物のほとんどが芸道に身を捧げる人々なせいか不快さは残らない。それらが複雑に絡み合って綺羅の錦のように圧倒された。続編「花鬼」も是非読みたい。

2010/05/11

たにしぃ

どんびき。特にしのぶちゃんが子供時代の頃の話は気持ち悪すぎた…なんかここまで来ると登場人物全員アホだなと思ってしまう。

2016/04/13

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