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葬列 (角川文庫 お 45-1)

葬列 (角川文庫 お 45-1)

葬列 (角川文庫 お 45-1)

作家
小川勝己
出版社
KADOKAWA
発売日
2003-05-01
ISBN
9784043706013
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葬列 (角川文庫 お 45-1) / 感想・レビュー

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H!deking

小川さん、ずっと気になってたけどやっと初読み!いやこれめちゃくちゃ面白かった!文体もプロットもストライクでした。単純なようでいてちゃんと捻りもきいてて最後までハラハラドキドキでした。小川さんてグロで有名だけどこれはそんなでもなかったかな?追いかけます!おすすめ!

2019/06/04

アッシュ姉

面白かった!先に読んだ母は「お腹いっぱいで胃もたれしそう」と言っていたが、私は好きな味でおかわり希望。ドンパチありのクライムノベルが好物なので楽しめた。戦いの素人たちが仕掛ける戦争も、全員とも外見も中身も冴えないところが現実味があって白けない。重厚ではなく軽めだが、疾走感があっていい。快調に飛ばして失速しないかという心配も杞憂に終わり、期待プラスアルファの展開で納得のラスト。解説はつまらないのでカット。比較する作品が間違ってる。読友さんのレビュー惹かれて初読みだったが、面白かったので他作品も是非読みたい。

2018/03/14

Tetchy

そのタイトル通り、死屍累々の山が築き上がる。その有様は実に壮絶。これは宴である。狂乱の宴だ。性格破綻者の小市民たちとやくざとの抗争と云う名の宴だ。一人一人が戯画的なキャラクターであり、マンガを読んでいるような感覚と妙に詳細な銃器の説明といったパロディとリアルが同居した奇妙なノワールの世界が渾然と混ざり合い、一種独特な雰囲気を醸し出している。この読後感はタランティーノ映画のようなテイストだ。アクの強い人物たちが最後に華々しく銃撃の花火を放って散りゆく。それは迫真に迫りながらもどこか滑稽で爽快感が漂う。

2013/07/25

ぱなお

『葬列』タイトルの厳かさはなく、とにかくド派手に人が葬り去られた故の葬列か…。何故この人が死んだのか…は、勘違いとボタンの掛け違えみたいなところが最後の方に種明かしされるところは面白かった。復讐が動機になるのは共感できるけど、こうもドンパチが凄いと、ちょっと置いてきぼりもくらう。グループ内で侵入計画を練っても、うっかり物を落としてしまって気づかれる人とかあるあるだけど、そういう存在が出てくると、本の中とはいえちょっとイラッとしてしまいます。

2021/03/26

就寝30分前

色々感想があるようですが、自分は面白かった。小心者のやくざ、自分のせいで夫を障がい者にした妻、その妻をマルチに誘った女、ミリタリーマニアの帰国子女。訳あり4人がやくざの金を奪おうとする話で、どこまでも漫画です。沢山の人がバタバタ死んで、北野監督のやくざ映画のよう。ただ、思わぬ人が真犯人みたいに出て来るけど本筋に絡める必要はないんじゃないかなー。最後のページがカッコよかった。

2015/10/03

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