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ドミノ (角川文庫)

ドミノ (角川文庫)

ドミノ (角川文庫)

作家
恩田陸
sengajin
出版社
KADOKAWA
発売日
2004-01-23
ISBN
9784043710010
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ドミノ (角川文庫) / 感想・レビュー

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starbro

恩田 陸は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。新作の『ドミノ㏌上海』を読む前に、未読の旧作『ドミノ』を読みました。正にドミノ的なパニック小説、初めての感覚で楽しめました。丸の内の大家さん、三菱地所の提供で映像化したらいかがでしょうか。但し、文庫版は、単行本版に掲載されていた登場人物のイラストがなかったのが、残念です。続いて『ドミノ㏌上海』へ。こちらも期待出来そうです。

2020/02/28

パトラッシュ

著者はグランドホテル形式の変形テクニックに挑み、見事成功させた。大きな場所へ様々な事情を抱えた人が集まるのではなく、バラバラで無関係な群像劇が悲喜劇的な偶然の連続で少しずつ結びついていき、最後は東京駅で時限爆弾のタイマーを刻むまでのスラプスティックコメディを盛り上げていく。読者はあれよあれよと作者に引きずられ、ひたすら読み進めるしかなくなる。同じ手法の作品が出れば「ドミノ形式」と呼ばれそうだが、熟練の技が必要なので困難かも。これだけ登場人物が多いと読むだけでも大変なのに、実写映画化されたらついていけるか。

2021/08/30

常に人でごった返している東京駅を舞台にそこに行った全く関係のなかった登場人物たちが次々に繋がっていき事件に巻き込まれ、テンポ良く物語が進んでいく爽快な展開でした。登場人物が多いのですが最初の紹介を読んでいたらそれほど混乱することもなく読めました。ドラマ化してほしい面白さでした。

2020/06/15

さてさて

冒頭に登場人物27名と一匹の情報が掲載されていて、さらに東京駅の地図もある。学生時代の試験勉強の感覚から自然と必死で覚えようとしてしまいましたが、あえなく撃沈。とても覚えられないと諦めて読み始めましたが、これがビックリ。それぞれの人物が目に浮かぶように、現実世界に生きているかのように見事に描写されていて、知らない人たちなのになんだか知っている人たちかのように錯覚してしまうほどでした。 そこかしこにありそうなお話と、かなり突飛な話が入り混じりますが、すっかりこのドタバタ劇に酔わせていただきました。

2020/11/22

射手座の天使あきちゃん

ピンポン・パンポン「皆様にお知らせします、東京駅を舞台にした大ドタバタ劇が始まります。」 そして音楽「天国と地獄」♪チャーン、チャカチャカ、チャンチャン、チャカチャカ、チャカチャカチャン 27人と一匹が多くの小道具を使って競う抱腹絶倒劇ですぅ。恩田さんてこんなオチャメな一面もあったの? <(^_^;

2010/03/28

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