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すぐそばの彼方 (角川文庫)

すぐそばの彼方 (角川文庫)

すぐそばの彼方 (角川文庫)

作家
白石一文
角川書店装丁室
出版社
KADOKAWA
発売日
2005-01-22
ISBN
9784043720033
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すぐそばの彼方 (角川文庫) / 感想・レビュー

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ミカママ

あー、わたしダメだ、こういう男。

2018/04/02

遥かなる想い

本の題名は何を意図したのだろうか? 大物代議士を父に持つという設定は白石一文の定番でそこから精神に失調をきたし、再生を図るというのも また定番の展開である。だが主人公には共感できない。エリート意識のようなものは初期の作品からだが、人間の弱さのようなものを書き込めていないように思う。ほのかな希望のようなものがあれば、少しは救われたのに・・ 残念。

GaGa

主人公の身勝手さに呆れると言うより、思わず爆笑してしまった。ある意味政治家として立身出世できるタイプなのではないか?大いなるリハビリを経たのだから、袖にされて東京に戻るが宜しい。あと寿司屋の岩田がここまでの秘密を隠しながら主人公と会っていたことに驚かされた。この人物こそ大物である。

2010/08/07

Carlos

ボンボンのお話。まとまりある様で伏線回収しきれてないような。最後の終わり方は。。

2019/11/02

おおにし

白石作品を発表年順に読み始めて3冊目。主人公龍彦は女で人生を棒に振るタイプのダメ男なのかと読み進めていったが、政治家としての未来を捨てて、自分を本当に愛してくれた女性のもとへ向かうラストは感動的。龍彦の決断に共感できた。それにしても龍彦の妻郁子は恐ろしい。タガメ女というよりはサイコパスに近い感じ。父親も自分の右腕である息子を簡単には手放さないであろう。この先龍彦が妻や父親から逃れて、薫、すみれと幸せな人生を送れるかどうかはわからないが、龍彦にはこれ以外の選択はなかったと思う。

2017/02/03

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