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旅人の心得 (角川文庫 た 50-5)

旅人の心得 (角川文庫 た 50-5)

旅人の心得 (角川文庫 た 50-5)

作家
田口ランディ
出版社
角川書店
発売日
2007-09-25
ISBN
9784043753055
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旅人の心得 (角川文庫 た 50-5) / 感想・レビュー

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加悦

旅人の心得。 旅人は、そこに住んでいる人に敬意をもってお邪魔する、という感覚を忘れてはいけないんだなと思います。 ランディさんの慎ましくもちゃんとアンテナを高くしている姿勢が素敵でした。

2021/10/01

Sakie

旅にある人は旅人であるのと同時に、日常に戻った旅人もまた、旅人であるのだな。旅に出ない人は、旅人ではありえない。ランディさんは身体で、心で、追求していく。信仰。生きること。伝統。魂。『人は言葉でわかってはいけない。(中略)大切なことは身体と心でわかるのであって、ことばは、わからないために存在している。作家である私は、永遠にわからないために書き続けるのだ』。だから、読んだってわからない。自分でわかるための動機を、示唆を与えてもらうのだ。そのために、私には田口ランディという作家が欠かせない。

2014/07/12

ライム絞りマシーン

最後の娘さんに語りかける章が良かったな。 自分の事でいっぱいいっぱいな時ほどそう意識できるようにしたい。

2020/12/27

アルピニア

130629 読了。潔く迷っている姿、まっすぐな感性がぶつかってくる文が私の心の奥にすーっと入ってきた。ずっと手元に置いておきたい本。

2014/12/30

joey

でも私であり過ぎることは、時として苦痛だ。私は私であることにこだわり過ぎるためにいつも自分を苦しめていたりする。そのことを頭ではわかっているのに、私であることから逃れられない。その時「命」というものを見失ってる。あのおじいさんから私が感じたなにかを言葉にするのはとても難しい。でも、あえて言えば、私はおじいさんに接したことでおじいさんを通じておじいさんの背後にあるとてつもなく大きなものにふれてしまった。それはふんわりと人を包み込み「私」をほぐしてしまう。なんだろう、あれは。私を超えるもの。言葉を超えるもの。

2014/09/05

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