19歳 一家四人惨殺犯の告白 (角川文庫)
19歳 一家四人惨殺犯の告白 (角川文庫) / 感想・レビュー
ゆいまある
自分と無関係な一家の、幼児含む4人を八つ当たりで殺害、その合間に遺体の隣で生き残りの少女を強姦し続けた関光彦。19歳の犯行とはいえ、中学から暴力に明け暮れ、すぐカッとなるサイコパス。その光彦を丹念に取材して書籍化。自分が悪いと理解してない。口を開けば他人の悪口ばかり。体裁は取り繕うとするものの、人の気持ちが分からない。被害者は自分だと思ってるフシさえある。うちの息子は大丈夫だろうか、あ、娘を一人で外出させた、大丈夫かな、等、緻密な描写に読んでる途中は飲まれて怖かった。サイコパスの記録として貴重な一冊。
2020/06/07
H!deking
読み友さんから頂いた一冊。いやこれ不謹慎覚悟で言いますが、めちゃくちゃ面白かった。胸糞悪さMAXですね。こんな奴いるのかー。うちも娘いるのでどうしても置き換えて考えてしまう。これは死刑で妥当ですね。いやー、とても嫌な気持ち、なう。
2019/10/02
yumimiy
S・光彦19歳は金欲しさに強姦した少女の家族四人を惨殺した。逮捕当時は、19歳は死刑にならないとタカを括っていた。50・60過ぎて人を殺すような奴らと一緒にされてたまるかと言い放つ。死刑確定後は生まれてきてゴメンなさい、でも本音はすべてなかったことにチャラになればいいと漏らす。事件・事故には原因・動機、因果律がある。光彦の生い立ちを辿るとエリクソンの「発達段階論」に答えはあるが、同情はしない。死刑制度が犯罪抑止力にならないと主張する人たちがいるが果たしてそうか。光彦を追い続けた作者の一言、理解不能が印象的
2022/02/17
まさきち
どうにも救いようのないものを手にしてしまった、そんな鬱々とした気分をもたらす一冊でした。
2018/12/13
坂城 弥生
死刑判決は彼を変えたのだろうか?人の本心は誰にもわからない。だからわからないけど、学校の先生より矯正施設の指導の方がよっぽど親身だったという言葉が切なかった。
2021/05/05
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