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マリア・プロジェクト (角川文庫)

マリア・プロジェクト (角川文庫)

マリア・プロジェクト (角川文庫)

作家
楡周平
角川書店装丁室
出版社
KADOKAWA
発売日
2004-10-22
ISBN
9784043765010
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マリア・プロジェクト (角川文庫) / 感想・レビュー

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Syo

えげつない 凄い

2022/07/25

James Hayashi

何とも感想が書きづらい。妊娠、胎児に絡む最新技術(01年)を丹念に調べまとめられフィクションとして書き上げられている。舞台は日本とフィリピンで、闇社会や潤沢な資金を持つハイクラスの人。ここが共感しづらい部分か?金のある人間は海外での臓器移植が可能であるが、その影で犠牲になっている人。途中からは著者らしいドンパチも見られるが、後味の悪い読後感。キーワード:子供の臓器売買と移植。中絶、不妊治療、体外受精、代理母。頼りにならないフィリピン警察と闇社会。

2018/04/21

ヒロユキ

楡周平さんといえばやっぱり「Cの福音」の朝倉恭介かな…。本作の登場人物たちには朝倉ほどの魅力が感じられなくて(うーん…残念)少し物足りない。しかし、本来重くなりがちな臓器移植などをテーマにしているのに、非常に読みやすく先が気になるストーリー展開はさすがですね。楡さんの国際謀略小説はハズレがないです。…フィリピンではスーパーマーケットの警備員でさえも拳銃を持っていて…陽気で人懐っこい人達の国なのに治安悪いんだなぁ…ってちと残念でした。

2013/10/17

n.urabe

胎児の卵巣には巨万の富が眠っている・・・。死産させた妊娠22週目の女児の卵巣から卵子を取りだし熟成させ受精卵を作り、フィリピンで さらってきた処女に体外受精して産ませる。そして臓器売買など。貧困の村では実際に子供の売買が行われていると聞くし、この本はなまじ起こらないともいえない内容。命の操作ができる人間 研究者は時に恐ろしいな。

2015/09/10

とももん

最初から面白かったですね。というか引き込まれました。まず話の着眼点がすごいです。分厚い本でしたが、比較的すいすい読めました。ほんとにこの世界のどこかで臓器売買があるのかもしれないですよね。そして、代理母などはほんとに存在するんですよね。生命を自在に操るこのプロジェクト、壮大な話でしたー!

2015/03/30

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