クーデター (角川文庫)
クーデター (角川文庫) / 感想・レビュー
あさひ@WAKABA NO MIDORI TO...
楡作品は『Cの福音』に続いてシリーズ2作目。我が国の政策を憂い、クーデターを目論む人たちとの戦いを描いたクライムノベル。エンタメ作品としては文句なしに面白い。これだけのスケールと迫力で、しかも残虐な場面でも乾いた筆致で淡々と描ききれる作家ってそうそういるものではない。更にこのシリーズ、読み進めていきたいです。
2021/09/02
ユザキ部長
戦慄。テレビ越しの愛する女がスナイパーに殺された。これ見よがしに意図的にショーアップされたテロは何だ。真相を手にするまで諦めない。
2020/06/17
ピップ
日本でクーデターが起こる話。朝倉恭介シリーズと思って読んでましたが、朝倉出てこなかった(笑)シリーズのもう一人の主人公、川瀬雅彦の回っぽい。北朝鮮の仕業に見せかけて、武器を持ち込みクーデターを起こす十分起こりうると思うし、起こっても防ぐのはなかなか難しそう。物語としては尻つぼみ感が半端ない。犯人側の自爆だし、あっけなく解決した感じでした。正直なところ「日本も安全じゃないんですよ」ということを言いたかった小説だと思います。実際怖いし。
2023/02/01
MJ
戦争が、自ら欲したものではなく、常に、やむを得ずなされたものだと思いたいがために、人々は逆に、戦争の聖なる旗印を、自分達のまわりに探し求める。…なるほどね。
2020/11/27
shiozy
『Cの福音』を読んで、楡周平を復讐、いや復習したくなったのである。どんどんハマり込むワシである。善のヒーロー川瀬雅彦登場である。
2016/10/02
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