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稀人 (角川ホラー文庫 108-1)

稀人 (角川ホラー文庫 108-1)

稀人 (角川ホラー文庫 108-1)

作家
小中千昭
出版社
KADOKAWA
発売日
2004-09-01
ISBN
9784043768011
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稀人 (角川ホラー文庫 108-1) / 感想・レビュー

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じゅんぢ

主人公が自分勝手すぎてあまり集中して読めなかった。

2019/10/24

眠る山猫屋

再読してわかることもある。 初読から何か印象的だったが…再読後けっこうセンチメンタルな物語だったのだなぁ、と思った。完全な異界の物語なのか、狂気に陥った男の妄想なのか。実際、作者はその端境目を狙っているのだろうが、なかなかその狙いに乗せられてみると気持ちよい揺れ方だった。前半の引き込まれ導かれるような恐怖と、後半のメロウな感情。前半で感情を否定し切っていた意味が、この相乗効果だったわけね。

2011/08/08

ピカイア

映画は見たことがない。狂人の妄想にクトゥルフ神話を詰めた感じか。狂っていく描写は主人公の心理面から捉えられるのでわかるが、映像だと難しそうだ。

2018/04/01

葉月 瞬

精神の安定を欠いた男の末路が、虚しくも切ないお話でした。いつもの小中節に乗せられる感じが良かったです。でも、おそらく多くの女性には理解されないでしょうね。あとホラー作品として読んだ人もそうかもしれない。小中さんの作品の怖さは、精神への侵食に対する怖さで、通常のホラーとは異なる物ですから。

2015/03/24

シンエンジャー K

人間は皆、旧支配者の御元に還るんじゃよ。それだけのことを豊富な知識と、小中氏の提唱するファンダメンタル・ホラー?の技法を使って延々表現した作品。コズミックホラーだと分かって読むと、オチは予想通りになると思う。

2014/09/13

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