漱石先生の事件簿 猫の巻 (角川文庫)
漱石先生の事件簿 猫の巻 (角川文庫) / 感想・レビュー
ケイ
いや、ちょっとなにこれ! こんなのが今まで読みたかったんだわと読んで気づく。タイトル的によくある似た感じとかもじった感じじゃないわね、まったく。ステキなrewrite✨ 一度、漱石先生に戻って読み直してから、もいちどこちらを読みます。そういう本よね、これは。「ジョーカーゲーム」の柳広司さんとおもって手に取ったら、いい意味で裏切られた‼️
2023/05/07
gonta19
2010/12/11 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2024/8/6〜8/10 夏目漱石の「吾輩は猫である」のパスティーシュ。柳さんも後書きに書いているように、冒頭の「吾輩は猫である。名前はまだない」は皆知っているが、全体のストーリーを覚えている人はほとんどいないのではないか。私もご多分に漏れず知らなかった。夏目漱石邸で起こる様々な謎を書生の中学生が解くという連作短編。
2024/08/10
ehirano1
表札を御飯粒で貼り付けた家(=先生の家)に泥棒が入ったという件には吹きました。先生の家はとりわけ貧しいわけではないので、なおさら笑えます。ちなみに、先生の家の屋根にはペンペン草が生えているそうです。もうちょっとなんとかしましょうよ、先生。
2018/08/05
ehirano1
「其の五 落雲館大戦争」は最高に笑えます。とはいえ、「考えてもみたまえ、世の中の不平不満というやつは、自分の思うとおりに世間がいかないから起こるのだろう?つまり、世間に勝とうとして負けるから起きるんだ。それなら、はじめから世間に勝とうなんて思わなければいい。世間を変えなくたって、自分が変わりさえすれば、不平不満も起きっこないわけだ(p244~255)」、とキラリと光る一言も出てきます。
2019/12/21
ehirano1
『吾輩は猫である』を「またぐらからのぞいてみた」のが本書であると。そこまでは読み切れませんでした。奥が深いです。
2020/07/05
感想・レビューをもっと見る